パンボチェのグンバ



Pangboche Monastery
ロッジでチャイを飲んでいると、隣のロッジに泊まったハンガリー人のトレッカーグループのガイドがおしゃべりにやってきた。 ハンバリーのグループはとにかくけちで、8人のメンバーに対してポーター1人、食料などは宿では食べずに持ち込んだもので自炊、水も現地の生水を飲んでいた。 スケジュールも強行で、今朝はロブチェから(カラパタールの手前の地点)から一気に降りてきたそうな。 ポーターさんは「そこまでケチって何が楽しいのか。お金がないのなら、旅行をしなければいいのに。」といっていた。 確かにそのとおり。この旅行は仕事じゃないんだから。楽しむためにやっているのだから。 余談だけれど、ネパールの人は楽しむのがじょうず。楽しむためにお金を使うのもじょうず。 日本人は、お金を貯めるのはじょうずだけれど、楽しむために使うのはへた。 それにネパールの人はお金をつかわずに楽しむのもじょうず。 ネパールの人を見習って人生を楽しむことに上手になろうと思った。まだまだ私は楽しんでいない。 日本人の中ではよくやっているほうだけれど(?)、もっと上級者がこの国にはいる!
仕事じゃないんだから・・で思い出したけれど、お昼ごはんを食べた食堂で仕事できているネパールの学者さんに会いました。 仕事で何かの調査にきていて、他にもメンバーが2・3人いたけれど、他の人は高山病でティンボチェまでもこれずに引き返してしまったそうな。 仕事できているのに、それに高山に強いネパール人なのに、それはちょっと根性がなさすぎ! と思った。そう思うのがわたしがまじめなでつまらない日本人だからなのかしら。
話しはもどって、そのハンガリー人のポーターのおじさんが、このパンボチェにはティンボチェよりも古いお寺がある といって案内をしてくれたのでした。 後で調べたら、確かにパンボチェのお寺はティンボチェよりもかなり古くて(詳しい年代はわすれた)最初にこのSacreb地方に仏教が伝わったのはパンボチェが最初だということでした。 お寺は雰囲気もとてもいい感じで、お寺の人も親切にいろいろ見せてくれて、秘蔵の一枚しかない写真もみせてくれて、その写真まで撮らせてくれたのでした。 もし高山病でダウンしてこのパンボチェで泊まらなかったら、このお寺はみられなかったと思うと、高山病にかかってよかったのかも!

Shree Dewa Lodge Lodge
宿にはポーランド人の美男美女のカップルが泊まっていた。彼らも高山病の頭痛に苦しんで、夕べは一度ティンボチェより下に降りたといっていた。 ロッジの前で撮った写真は光線が強くて真っ白。失敗写真だけれど、現実も光線がとても強くて、わたしにはこんなふうに見えていた。