エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月3日 (No.21064)

■イスラエル野党党首、新連立内閣の樹立を発表。「ネタニヤフ時代」を終わらせる、アラブ系を含む7党との合意が成立 ■EU高官、イラン核合意をめぐる交渉について「来週にも合意成立の可能性がある」と語る。イラン大統領は「主な課題は解決した」、米は「対イラン合意は国益にかなう」と述べる ■レバノン首相、「友人たち」に対し、「手遅れになる前に介入してレバノンを救う」よう呼びかけ、各政治勢力に譲歩を求める
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2021年6月2日 (No.21063)

■イスラエル首相、「生存の脅威の除去か、対米関係かの選択を強いられれば、前者を選ぶ」と発言。これに対して国防相は「米国との相違は挑戦的な演説ではなく対話で解決する」と述べる ■イスラエルの新内閣樹立に向けた協議が難航。組閣期限を前に「反ネタニヤフ」各党指導者が会合、新しい同盟構築を目指す ■国連と米の対イエメン特使、アンマンでの協議で、支援物資搬入のための即時停戦を求める。ホウシー派は「人道支援との交換取引」を一切拒否
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2021年6月1日 (No.21062)

■ イスラエルの反ネタニヤフ政治連合、新内閣組閣に向けた協議を継続。期限を2日後に控え、「連合参加政党間に対立」との報道 ■ ハマース、ガザ地区の停戦定着と復興をめぐる協議が行われる中で、復興問題と捕虜交換取引とを結びつけることを拒否 ■ イラン、「核合意をめぐるウィーン協議で、主な争点に関する議論が始まった」と明らかにする。IAEAは「イランが一部義務に違反」と非難し、「未申告の核施設がある」と指摘
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2021年5月31日 (No.21061)

■ ネタニヤフ首相、野党の連立組閣交渉を「世紀の詐欺であり、イスラエルの安全保障に対する脅威だ」と非難 ■ ガザ地区での停戦定着と復興に向けた外交的な動き。イスラエル外相がカイロを訪問する中、エジプト総合情報局長官はエルサレムとラーマッラーで協議を行う ■ 国連イエメン特使、リヤドとマスカットで協議を行った後にサヌアでホウシー派指導者と会談。同派は人道問題を軍事・政治面と結びつけることを拒否し、食料品と燃料の搬入を求める ■ ECOWASがアクラで緊急会議、クーデターを受けてマリのメンバーシップを凍結し、同国の軍事評議会に「18か月間の移行期間を順守するよう」求める
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2021年5月30日 (No.21060)

■ 米がイスラエルに対し情勢沈静化の重要性を強調する中で、イスラエル外相がカイロで停戦の定着について協議へ。エジプト情報長官はパレスチナとイスラエルへの訪問を開始 ■ 米、イラクの民兵組織による無人機使用を懸念。ワシントン・ポスト紙によると、米当局者らはこれを「有志連合にとっての最大の脅威」と警告 ■ イエメンのホウシー派、「サウジ南部ジーザーンの国境地帯で大規模攻撃作戦を実施」と発表。同盟軍はこれを「現場の実態を隠蔽するための情報の捏造だ」と指摘
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2021年5月29日 (No.21059)

■ 西岸地区でイスラエルの部隊とパレスチナ人らが衝突し、緊張が続く。イスラエルは入植地拡大を決定、グリーンライン内ではパレスチナ人拘束が止まず ■ 米特使、イエメンでの停戦合意成立と確実な人道支援搬入を目指してオマーンとサウジで活動。国連特使は「イエメン紛争の当事者らには、解決に向けて前進する機会がまだある」と語る ■エチオピア、「この夏にルネッサンスダムの2度目の貯水作業を進める」と宣言。スーダンは「合意なきダム貯水は真の脅威」と評しつつ、紛争の平和的解決を目指す姿勢を確認
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2021年5月28日 (No.21058)

■ 国連人権理事会、パレスチナの地でのイスラエルの人権侵害を調査する委員会設置を決議。国連人権高等弁務官は、同国による人権侵害が戦争犯罪に該当する可能性を指摘。米は遺憾の意を表し、イスラエルは協力を拒否 ■ 米・露・欧州諸国がウィーンで会合。イランとの将来的な核合意が進んだ段階に達したことを受け、その履行をめぐって協議。イラン大統領は、主要な制裁解除での相互理解に言及 ■アルジャジーラの情報源、「マリの軍事評議会は、ECOWASと国際社会の要請に応じて大統領と首相を解放した」と確認
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2021年5月27日 (No.21057)

■ ハマース政治局長、「最近の衝突は、イスラエルとの正常化や同盟の虚構を明らかにした」と述べる。ハマースのガザ地区トップは、「組織のインフラは甚大な損失を被っていない」と強調 ■ 米国務長官、カイロに続いてアンマンを訪問。2国家解決案に基づく政治プロセス再開、ガザ地区の復興に向けた努力結集、パレスチナ人への支援提供について協議 ■ イラン核合意をめぐる協議と並行し、米露が会合。イラン大統領は「合意再生の環境は整っている」と語る。IAEA事務局長は「イランのウラン濃縮は核爆弾を製造している国の水準」と警告 ■ イラク政府、交渉の末、テロ関連の容疑で逮捕した人民結集部隊の幹部を、同部隊に引き渡す
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2021年5月26日 (No.21056)

■ 米国務長官、エルサレムとラーマッラーを訪問してガザ情勢激化後のバイデン政権の方針を説明。在エルサレム米総領事館再開の意図をイスラエル首相に告げ、ガザ再建への支援集めをパレスチナ大統領に約束 ■ ウィーンでの核合意をめぐる協議、第5ラウンドの1日目が終了。イランと米は「それなりの具体的進展があった」と評価。米イラン特使は「やるべき事はまだ多い」と指摘 ■イエメン議会で、ペリム島でのUAEの基地建設の経緯を明らかにするよう政府に求める動き。米は中国とUAEの軍事協力が次第に強まっていることを懸念 ■マリで軍が大統領と首相を拘束して権限剥奪、調停のためECOWAS代表団がバマコ入り。軍は「移行期間の統治と選挙の準備を行う」と声明
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2021年5月25日 (No.21055)

■マリで内閣改造が発表された直後、軍が大統領と首相を拘束し、バマコ近郊の基地に連行 ■パレスチナ西岸地区とエルサレムが緊迫。イスラエル当局、警官ら数千人を動員して、「アルアクサー・モスクやガザを支援するデモ」に参加した国内のパレスチナ人を一斉拘束 ■国務長官が中東歴訪へ。国務省高官は「ガザ地区のハマースと協議しないことは困難をもたらす」と指摘。米大統領は「域内の主要なパートナーを協議に取り込む」と述べる ■米の対イエメン特使、アルジャジーラに「妥当で公正なイエメンの停戦案があり、サウジやイエメン政府の支持を得ている」「ホウシー派の立場表明が待たれる」と述べる ■EU、イランとの核問題の交渉を25日にウィーンで再開すると発表。IAEAとイラン、核施設査察の期限延長で合意