コメントライナー サウジとカタール 死闘の内幕 ◆領空侵入なら民間機も撃墜「テロ支援は許さない」という大義名分を振りかざして、サウジアラビアなど4カ国がカタールに厳しい「封鎖」を始めてもうすぐ3カ月。それは、戦争行為にも等しい過酷なもので、食料品から建設資材まですべてを輸入に頼るカタール... 2017.08.28 コメントライナー
コメントライナー イスラム世界は自己変革を ◆相次ぎテロで「禁句」に言及ロンドンで3か月間に3度目の無差別テロが発生した翌日の6月4日、メイ首相は「もうたくさんだ」との強い非難の言葉と共に、惨劇を繰り返さないためには「4つの変革」が必要だと声明した。注目されたのは、首相が「共通のネッ... 2017.06.27 コメントライナー
コメントライナー トランプは中東を救えるか? ◆米新政権に命運託すサウジトランプ大統領が2月に大統領令を出し、特定の中東・アフリカ諸国(イスラム諸国)出身者の入国を禁止したとき、サウジアラビアはその指導的立場にもかかわらず、これを一切批判しなかった。実際、批判などしている場合ではなかっ... 2017.04.19 コメントライナー
コメントライナー 人権無視の圧政vsテロリズム ◆アレッポ市民を「テロリスト」呼ばわり写真展の無機質な白いホール。撃たれて仰向けに横たわるロシア大使の傍らで、拳銃を構えてアレッポの復讐を叫ぶ実行犯。一枚の報道写真が示すこの情景をテロと呼ばずして何と言おう。そしてその隣の記事は、「イラン大... 2017.01.06 コメントライナー
コメントライナー スンニ派世界の退潮が招く世界的混乱 ◆「クウェート侵攻、間違いだった」スンニ派とシーア派の対立の話をすると、2時間講義しても最後に「同じ宗教なのに殺し合うというのは理解できない」という質問が出て話は振り出しに戻り、理解が深まることはない。日本人のイスラム理解はこの一点において... 2016.11.07 コメントライナー
コメントライナー 「パレスチナ化」するシリア ◆繰り返される不幸な現実シリアをめぐる情勢は、発生から約70年を経た今も何ら解決しないパレスチナ問題に似てきた。武力で家と故郷を追われ、肉親の生命までも奪われた人々にはその権利を回復すべき「大義」があるが、圧倒的な軍事力と無慈悲な冷酷さを兼... 2016.10.11 コメントライナー
コメントライナー 政教分離原則と宗教的非寛容 ◆仏はなぜ“ブルキニ”を禁止したか「自由・平等・博愛を旗印とするにもかかわらず、フランスでは公立学校でのヘジャブ(ベール)の着用が禁止されている。信教の自由の侵害ではないか?論ぜよ」。私はかつてイスラム文化論の学年末試験に毎年この問題を出し... 2016.08.31 コメントライナー
コメントライナー アジアのイスラムが「偏狭」な理由 ◆「旅行中はハラール食でなくていい」のだが来日するイスラム教徒への「おもてなし」として、イスラム教の教義に従って調理された「ハラール」食を普及させる動きがある。絶海の孤島ニッポンを国際化させる動きとして歓迎するが、イスラム本来の教義では、「... 2016.08.02 コメントライナー
コメントライナー 安田純平氏解放交渉の「仲介者」とは ◆「第三者のジャーナリスト」を自称ジャーナリストの安田純平氏拉致犯からのメッセージは最近2度あり、それは本人のビデオ映像(3月16日)と、救出を求めるメッセージを掲げた静止画像(5月29日)であった。この2つの映像はいずれもターリクというシ... 2016.06.23 コメントライナー
コメントライナー 「他者と共存できる」イスラム政党 ◆チュニジアの与党党首が決意示す◆ チュニジア政権与党・アンナハダのガンヌーシ党首が「宗教活動は政治から完全に分離されるべきだ」と述べて、今後は党の活動を「政治的イスラム」から「イスラム教徒による民主政治」に転換していく決意を示した。5月の... 2016.05.27 コメントライナー