イスラエル

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人質殺害で問われる命の軽重

京都・東山にある小さなホテルが、イスラエル国籍のユダヤ人の宿泊を拒否し、駐日イスラエル 大使の猛抗議を受けた京都市は旅館業法に基づきホテルを行政指導する、という出来事があった。パレスチナ問題解決のための有効な手段を持たない国際社会の現状が凝縮されたような、後味の悪さを感じる。
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どうすれば集団虐殺を止められるのか

京都・東山にある小さなホテルが、イスラエル国籍のユダヤ人の宿泊を拒否し、駐日イスラエル 大使の猛抗議を受けた京都市は旅館業法に基づきホテルを行政指導する、という出来事があった。パレスチナ問題解決のための有効な手段を持たない国際社会の現状が凝縮されたような、後味の悪さを感じる。
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イラン巻き込みガザ虐殺を正当化

イランが、真にパレスチナ人の支援者であるなら、あえて報復せず、ネタニヤフ首相の孤立化を進めるという道があった。しかし、今回イランが反撃したことで、米国の宿敵でもあるイランとイスラエルの対決が前面に出ると、米国の世論(世界的メディアの目)からは、イスラエルが犯している日々の集団虐殺の事実が覆い隠されることとなる。
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追い詰められたネタニヤフ政権

開戦から 5カ月目に入ったパレスチナのガザでは、累積死者数が 2万8千人を超えた。平均では一日約225人が死亡しており、それは能登の死者数 とほぼ一致する。つまり、天災である地震は 一度限りだが、それと同じ規模の破壊が人為的に120日間以上も続けられている、ということなのだ。
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集団虐殺にくみしてはならない

12⽉1⽇、停戦期限が切れると、イスラエル軍はこれまでにない規模の砲爆撃を陸海空から敢⾏し 、逃げ惑うガザ地区の⼀般市⺠を容赦なく殺害した。1⽇の死者数はパレスチナ当局の発表で200⼈以上。これが最も忌まわしい ジェノサイド(集団虐殺)でなくて何であろうか︖
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米のアフガン撤退、中東に広がる波紋

◆恥さらしたカブール陥落  米国はアフガニスタンで20年戦い、敗れた。このことは、米国にとって最大かつ最長と言ってよい、イランとの「戦い」に悪い影響を与えている。米国とイランは、イスラム革命直後の大使館襲撃・人質事件を受けて1980年に断交...
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イランとイスラエル、対決不可避か

◆転落の始まり?  イラン大統領選に勝利したライシ師が保守強硬派であり、核合意再開交渉の行方を含め、中東情勢に与える影響が懸念されるとの論評がかまびすしい。一つ指摘したいのは、イランは大統領制ではないということだ。日本語で「大統領」と呼ばれ...
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中東コロナ対応の明暗と教訓

◆感染状況の4パターン  中東・ 北アフリカ諸国の新型コロナウイルス感染事情を研究していると、国により状況が大きく異なることに驚愕する。同時に、そこにはいくつかの教訓が横たわっていることがわかる。  それぞれの国の感染状況と政府の対応を分類...
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イランがシリアに投げかける長い影

◆イスラエルと直接対決の構図 シリア内戦は落ち着きを見せ、これからは復興だと考える気の早い人もいるかもしれない。トランプ大統領は米軍を撤退させると言い、一部の湾岸諸国は既に大使館再開の意向を公にしている。しかしそんな中、イスラエル軍機がダマ...
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アラブはパレスチナ問題を抹殺できるか

◆「エルサレム陥落」 トランプ大統領の決定が実行され、米大使館はエルサレムに移転した。アラブの識者はこれを評して「エルサレム陥落」と呼ぶ。エルサレムが実質的に陥落したのは1967年、第三次中東戦争の時であるから、もう50年以上経っている。し...