2021-06

エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月20日 (No.21081)

■ イラン大統領選、ライシ師が得票率62%で勝利。イスラエルは同師を「過激派」と評し、「核開発計画に最も熱心に取り組んでいる」と指摘 ■ イラン外相、「8月までに核計画をめぐる合意に至ることは可能」との見方を示す。EUは、「ウィーン協議の参加者らが20日に会合し、米の核合意復帰について協議する」と発表 ■ リビアのハフタル派部隊、アルジェリア国境の検問所を制圧。昨年10月の停戦合意後初の軍事行動
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2021年6月19日 (No.21080)

■イラン、大統領選挙の投票時間を延長。政府の「国家監視センター」は、有権者の参加状況を「良好」と評する ■米高官、「イランの新大統領が就任する前に、核合意復帰の合意を成立させたい」と述べる ■アフガン政府、ナンガルハール州での空爆でタリバンの35人を死亡させたと発表。カタール外相は「敵対行為停止と政治プロセスへの信念が和平実現を助ける」と指摘 ■米高官、WSJ紙に「バイデン政権は中東の防空システム配備を大幅に削減する」と明かす
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2021年6月18日 (No.21079)

■イラン大統領選挙の投票が数時間後に始まる。ロウハニ大統領は国民に対し、「対立から一旦離れ、大勢が投票に参加するよう」呼びかけ ■イラン交渉責任者、アルジャジーラのインタビューで「ウィーンでの協議は解決に近づいている」としつつ、「この先のいかなる米政権も核合意から離脱しないとの保証をイランは望んでいる」と述べる ■イスラエル軍、ガザ地区でパレスチナ抵抗諸派の複数の拠点を空爆 ■米政府、「トルコがアフガン首都カブールの空港の警備を担うことで同国と合意した」と表明。米統合参謀本部議長は「アフガンからの米軍撤退後に最悪の事態が発生することは不可避ではない」と述べる
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2021年6月17日 (No.21078)

■ バイデン米大統領とプーチン露大統領が会談し、大使の復帰と、戦略的対話の開始で合意。その他の課題では対立続く ■ プーチン大統領、上記会談について「建設的だった」とコメント。バイデン大統領は同大統領に協力を呼びかけ、「米のアジェンダは反露的なものではない」と述べる ■ 米アフガン特使、アルジャジーラのインタビューで「アフガン政府とタリバンは、米軍の撤退完了前に合意に至るべきだ」と述べる ■ ベネット新政権の発足を受け、イスラエルでUAEとの石油協定の取り消しを求める声
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2021年6月16日 (No.21077)

■エルサレムで入植者が「旗の行進」を実施。イスラエル軍、西岸地区でパレスチナ人のデモを弾圧。ベングリオン空港の発着便は飛行ルートを変更 ■ドーハで緊急会合のアラブ諸国、ルネッサンス・ダムについて「拘束力ある合意が重要だ」として安保理の会合を呼びかけ。エチオピアは反発 ■米・スイスの大統領が会談。スイス外相、「米は、イランに人道物資を送るためのチャンネル活用を早める意向だ」と述べる ■タリバン、「NATOがカブール空港の警備のために部隊を残留させることは、アフガン占領の継続だ」と声明
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2021年6月15日 (No.21076)

■ イスラエル新政府、エルサレムで15日に極右勢力が「旗の行進」を実施することを発足初日に承認。イスラエル軍は、ガザ地区からのロケット弾発射を恐れて「アイアンドーム」の配備を強化。パレスチナ諸派は警告 ■ エジプト外相、「ルネッサンス・ダム問題の外交的解決に向け尽力」と語る。スーダンは、条件付きで暫定合意を受け入れる用意。エチオピアは「同ダムの貯水第2段階は安全な形で行われる」と強調 ■ エジプト破棄院、ムスリム同胞団幹部を含む被告12人に対する死刑判決を支持。アムネスティは「恥ずべき集団裁判の末に下された決定だ」と批判 ■ 米大統領、NATO首脳会議の閉幕にあたり、「トルコ大統領と建設的な会談をした」「露大統領に対し、越えてはならない一線を設定する」と述べる
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2021年6月14日 (No.21075)

■ イスラエル議会、ベネット氏率いる新内閣を信任。米大統領は同内閣との協働を表明。ベネット氏は「イラン核合意に立ち向かい、入植活動を広く支持する」と約束 ■ ルネッサンスダム問題をめぐってAU委員長がスーダンで協議する中、エチオピアは「洪水期にダム貯水を行う機会を逃せば、大きな損失を被る」と表明。エジプトは「エチオピアが交渉を意図的に遅らせている」と非難 ■G7首脳ら、会議閉幕の際に「イランとの核合意のプロセス再開を支持する」「真剣な対中措置を講じる」と宣言
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2021年6月13日 (No.21074)

■ アルジェリアで民衆運動勃発後初の議会選が行われ、開票作業が始まる。大統領は「外国勢力が民主主義の確立を不快に思っているものの、我が国は正しい道を歩んでいる」と述べる ■ イラン核合意をめぐるウィーン協議再開。イラン外務次官は「今回の協議で合意に至るとは期待していない」と発言。EUは「合意された措置の実施方法をめぐり意見が対立」と明かす ■ タリバン、アフガニスタン国内の支配地域を拡大する中で、いかなる口実でも外国軍が残留することを拒否。アフガン国家安全保障会議は「タリバンが和平交渉を妨害している」と非難 ■ エジプト、国連安保理宛ての書簡の中で「ルネッサンス・ダムの貯水に固執し既成事実を強要するエチオピアの政策」を拒絶。エチオピアは「アフリカの問題はアフリカで解決」の原則を固持
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2021年6月12日 (No.21073)

■ エルサレムの旧市街でイスラエル議会の極右議員に抵抗しようとしたパレスチナ人らが拘束される。パレスチナ抵抗諸派はアルアクサー・モスクの侵害を警告 ■ 核合意をめぐるウィーンでの協議の新ラウンドを前に、米は「(イランの)振る舞いに変化があった結果」として、同国元高官らに対する制裁を解除 ■ バーレーンの刑務所で収監者が死亡したことを受け、政府の措置に対する抗議デモ ■ G7サミットでコロナワクチンが議題に。全世界でのワクチン確保に向けた共同計画へ
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2021年6月11日 (No.21072)

■ エルサレムで、イスラエル議会の極右議員が旧市街に到着した後、緊張が高まる。同議員に抵抗しようとしたパレスチナ人複数が拘束され、ガザ地区の抵抗諸派は同モスクの侵害行為に対して警告 ■ 米国務省、「イエメンのホウシー派がマアリブで、軍事的にエスカレートして人道状況を脅かしている」と非難し、「同派が対話に戻るよう、制裁を含めた圧力を強化する」と表明 ■ バーレーンで囚人が獄死したことを受け、当局の行為を非難するデモが実施される ■ イラン、「核合意をめぐる協議は最後の仕上げの段階だ」と述べる。イランのIAEA大使は「IAEAは政治化されている」と非難し、米はイランに直ちに協力するよう求め、同国の複数の元政府高官を制裁リストから削除