イランの民主主義

ご承知のとおり、イランでは大統領選挙の不正が国民の抗議デモを呼び、30年続いた神権支配に対する大きな挑戦となっている。
神権政治の下では、特定の人々に権力が集中し、反対意見や邪魔者は消されるという「神の名の下に神のご意志に反する」政治がおこなわれている、と言ってよいだろう。民主的な労働運動が否定され、著しい人権侵害が起きているとすれば、それが神の意志であるとは言えまい。
神田駿河台の「連合」本部で、イランで投獄されている労働組合幹部を救うための緊急集会が開かれ、この場でイランの神権政治の特性について話してほしいとの依頼があったので、喜んで出席した。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/rengonews/2009/20090625_1245912757.html
私は、労働組合員ではなく、組合のない会社の使用者である(笑)。しかし、いち地球市民として、優れたイラン民族がその力を存分に発揮し、国際社会で名誉ある地位を占め、人々が幸福に暮らせる社会が実現することを期待している。職種・立場の違いを超え、イラン政府の改革への取り組みを呼びかけたい。
それにしても、イランは大した国である。政府が不正をすれば、国民がデモで立ち上がってそれを糺す。これも民主主義の一形態なのかもしれない。日本人も見習うべきだ。今こそ永田町にデモ行進しよう!(と書いても逮捕されない日本の民主社会の有難さはどうだ。守らなければならない価値だと思う。)
イランの労働者の不当逮捕については、
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/rengonews/data/20090624iran.pdf

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