【特集】中東の熱い冬

彼岸の中日、東京は冷たい雨が降ったが、カイロは春の暖かい一日であったとのこと。
この日、NHKで久しぶりに同時通訳をした。22日夜にNHK-BSで放送されるプロジェクトWISDOMという番組の収録であった。その際、エジプト民主化運動の活動家、ターレク・クーリー氏が、国際テレビ電話を通じて教えてくれた。
一方、春の到来とともに、中東の騒乱(民衆蜂起)は全アラブ諸国に拡大した。イエメンのサーレハ大統領はもはや陥落寸前、シリアにまで民衆蜂起的デモが広がって、アラブ諸国で騒動の起きていないのはカタールとUAEぐらいである。このあたりでタイトルの「中東の熱い冬」の看板は下ろし、今後は各国個別、重要テーマ別にタイトルを付して展開を判断して行きたいと思う。
リビア情勢、イエメン情勢、シリア情勢、サウジアラビアとバーレーンの情勢、モロッコ情勢、これらはいずれも今後さらに熱くなる勢い。他方、独裁打倒を「果たした」とされるチュニジア、エジプトの事後処理も大きく動いている。

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