ブラボー!リビア

BBCなど複数の報道機関によると、21日リビアのベンガジではイスラム過激主義組織「アンサール・シャリーア」が拠点としていたサハティ駐屯地など複数の軍事基地を軍治安部隊と一般民衆が取り囲み、武装集団を追い払ったとのこと。
この対決の際、発砲もあり計4人が死亡、数十人が負傷した。この犠牲は貴い。武装グループは当初、空に向かって発砲するなどして威嚇していたものの、最終的には武器を持って逃亡した由。
「アンサール・シャリーア」は11日にベンガジの米総領事館を襲撃して米国大使ら4人を殺害する犯行を犯した中心的存在のサラフィー主義者の集団である。
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武装集団の横行に反対のデモを行うリビアの人々(Photo:AP)
今朝、偶々「政治的イスラムが蔓延る中東の今後は、イスラム教徒自身の覚醒と行動に期待する他ない」という趣旨の原稿を書いていたときに飛び込んできたニュースであった。未だに大使館の襲撃を正当化したり、暴徒化する抗議デモを容認する政府や論調がある中、単に軍・政府に刀狩を任せるだけでなく、市民ひとりひとりが立ち上がって「武装民兵拒否」の行動を起したリビアの国民はすばらしい。心からエールを送りたい。

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