Global Middle East(2009~2014)

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カタール2022

中東をフォローする人々の間で言われる「格言」のひとつに、「中東では10年に1回大事件がおきる」というものがある。例を挙げれば、73年の第4次中東戦争とオイルショック、79-80年イラン革命とイラン・イラク戦争勃発、90年湾岸戦争、2001年...
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藤原和彦さんを悼む

フリー・ジャーナリストで、イスラム過激主義の大家・藤原和彦さんが急逝されたとの知らせを受けました。藤原さんとは、2009年3月にエジプトのアルアハラーム紙のサラヤ編集長が日本プレスセンターで講演した際、それぞれ、モデレーター/通訳者という役...
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エネルギー問題!

通訳者、翻訳者という仕事は時間を切り売りする商売で、自ら制約を課さない限り、プライベートな時間、ましてや読書や趣味にいそしむ時間というのも失くしてしまいがちです。特に、その元締めとしてお客様を相手にしておりますと、まったく自由になる時間があ...
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同時通訳(3) 置いて行かれない技術

構文の違いを乗り越えて同時通訳者が発言者に振り切られないよう追いついて行く技術は、大きく分けると次の3つです。 ① 予め原稿を作る ② 何を言うか、予め知っている ③ 予測して先回りする ① 予め原稿を作る 「それは反則だ!?」と思われるか...
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同時通訳(2) シャドウィング

同時通訳の訓練のひとつに、シャドウィングというものがあります。これは文字通り「影のようについて行く」わけで、耳に聞こえてくるステートメント(言葉)をそのまま口に出してみる訓練です。 あるひとが「今朝はとても寒かったけど、早起きして明治神宮に...
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通「役者」、翻訳「家」(No.2)-同時通訳(1)

同時通訳について、皆さんはどのように感じておられるでしょうか。 子どもの頃、テレビでそれを初めて見たとき、そのような世界にまさかこの自分が足を踏み込むとは夢にも思いませんでしたし、第一に、それは人間技とは思えない、手の届かない高みにあるもの...
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沈まぬ太陽

新年おめでとうございます。 先月、alyaban.net ( の本格運用を始めたばかりで、コンテンツ管理に万全を期す必要があったことから、年末は帰省せず東京に留まりました。しかし忙しいと逆に時間は有効に使えるようで、久しぶりに映画を見よう、...
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通訳者になる(3)

総理通訳が簡単な部類に入る、と書きましたが、それは今だから言えることで、当時の通訳駆け出しの私にとっては胃に穴が開きそうなプレッシャーでした。外務省員は、通訳があるからと言って通常の業務を休むわけには行きません。朝の9時半から夜も9時10時...
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-通訳者になる(2)-

私は、入省直後の4ヶ月の外務省研修所での座学、その後エジプトでの3年間の語学研修を経て「アラビスト」に養成されました。これだけの恵まれた環境を与えられたわけですから、言葉の技を磨いて、納税者(国民全体)に奉仕しなければ罰が当たる、というのが...
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通「役者」、翻訳「家」(No.1)-通訳者になる(1)-

今年、私は50歳になりました。 23歳で初めてアラビア語を習い始め、25歳ごろには初めての通訳をする機会があっただろうと思いますので、私の通訳歴は当年で25年ということになります。エリコ通信社は創業15年になりました。こちらは、私が民間人通...
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