皆さん、こんにちは。今夏は例年にも増して厳しく、長い暑さになるそうですね。
「アラブのＩＢＭ」精神(*)で、健康第一に参りましょう。＜巻末に納涼プレゼントあり＞
****** global middle east ****************** issue No.0012*********
グ ロ － バ ル ミ ド ル イ ー ス ト
*** From Erico Inc. Editor/ Keiji Shintani ***** 27/07/2001*********
◎モロッコ王国参議院
旧大陸（ユーラシア、アフリカ）の東と西に、政治体制や国民の文化の面で奇妙な一致を見る島国が二つあると言って、英国と日本を比較したのは、渡部昇一先生だったと思う。
私は、緑に赤い星というモロッコ旗と白地に赤丸の日章旗が、仲良く、不思議な調和の美を見せている会議の卓上を見つめながら、「極西」の国、モロッコ王国（アラビア語では「日沈む国」という）と極東日本（日の本）の不思議な共通点に感じ入っていた。
万世一系の天皇陛下を戴く国に上る朝日は、予言者ムハンマドの血を引くムハンマド六世陛下の治めたまう地に沈む。その国にある議会の名は、両国とも、衆議院と参議院だ。
モロッコでは、来年参議院が主催して、大規模なモロッコ・日本ビジネスマン会議を催す計画で準備が進められている。六月、その準備委員長であるスヌーシ議員（元大臣、実業家）らが来日して、日本の関係先を回ったが、日本側の反応もよかったようだ。モロッコでは、対日関心が強まるだけでなく、具体的な日本企業からの投資活動も動きはじめたらしい。
モロッコ側の説明が面白かった。「参議院がなぜ、商売の促進目的の会議を主催するかと不思議に思われるかもしれません。しかし、わが国の参議院は、日本の参議院とは選出のし方が違うのです。」「モロッコでは、各産業別の全国団体、職能別組合連合、及び地域別に議席を割当て、それぞれの団体において選出された者が参議院議員となります。ですから、議員は、元来有能なビジネスマンであったり、優秀な漁業者、農業者ですので、経済問題はいわば専門なのです」
おりから、わが国では参議院の選挙を迎えた。「政治三流」の国日本は、日沈む国に学ぶべきだと思う。プロレスや漫才の専門家は、そんなにたくさん永田町には要らないと思う。★
（「モロッコ・日本ビジネスマン対話」に関するお問い合わせ/小社は当事者でありませんが、正確な情報入手のお手伝いは可能かと思います。メールでお問い合わせ下さい。または在京モロッコ大使館：03-3478-3271）
◎ＰＣウイルス Sircam
２５日付読売新聞によれば、Sircam と呼ばれる非常に強力なPCウイルスの流行がみられるようです。
この記事を読んだばかりの２６日、小社PCにも、ニコシアの発信元から、同ウイルスと見られる着信があり、慌てた次第です。
以前、別のウイルスに2回もやられた身として、今度という今度は慎重でしたので、ただちに削除して事無きを得ました。
hi, how are you？ などという文章で始まる添付ファイル付きのメッセージは、このウイルスに感染している可能性があり、感染すると１０月１６日をもって全てのファイルが破壊されるそうですから、皆様どうぞお気をつけ下さい。***********************************************************
◎【マアルマート協議会親睦会の開催】（８月２２日/水）
次期マアルマートツアーは、今年延期致しました仏・モロッコへの旅を２００２年４月後半に実施する予定です。ついては、このツアーの準備会を兼ね、下記の通りマアルマート協議会親睦会を開催しますので、どなた様も奮ってご参加下さい。
（予約の都合がありますので、必ず、出席のご連絡を下さい。下記にご出席の登録をされるか、編集部あて、メールを下さい。）http://homepage1.nifty.com/erico/aply-macouncl.html
記日時：８月２２日（水）午後６時３０分より場所：モロッコ料理「アガディール」（tel: 3266-1767)地下鉄「神楽坂」又は「飯田橋」駅より徒歩。飯田橋の方が、こころもち近いか？（歩き方：神楽坂通りを坂上に向かって歩き、左側、東京三菱銀行のひとつ手前の路地を左折３０ｍ土屋ビル１Ｆ。 ＨＰご参照）http://www.tv-asahi.co.jp/ryoban/tikm/909/rbrest1.html参加資格：ツアーへの関心度とは関係なく、モロッコ料理を楽しみながら、世界のマアルマートを語り合うことに興味のある方特別企画：ドイツ旅行についてのマアルマートが披露されるはずその他の企画：立案中会費：５０００円＋エクストラお飲物あれば、各自ご負担**********************************************************
(*) ◎新釈「アラブのIBM」
元来、（多分アングロサクソン系の作者が）自民族の優秀性を鼻にかけ、アラブ人のいい加減さを嘲笑した作品。確かに、そのとおりなのだが・・・
Iは、インシャッラー（神が望み給うならば）。人間は、全能の神の前に無力であり、いくら何かをしたい、と思っても、神が望まないことは決して実現しないだろう。敬虔なイスラム教徒は、「常に神の偉大さを意識するために、「では明日10時に会いましょう、インシャッラー」と、将来のことを言うとき、必ずこの言葉を付け加える。これが礼儀正しい社会人のマナー。決して約束は守らなくてよい、という意味でないのだが・・・。
Bは、ボクラ（明日）。最近知ったことだが、レバノン辺りでは、ボクラにもうひとつの意味があって、それは不特定な将来のことらしい。それでは、「ボクラ」と聞いて、明日は仕事が完成している筈、と理解し、地団駄踏むほうがおかしいのだろうか？
Mは、マーレイシュ（気にするな）。バスで足を踏まれてマーレイシュ（踏んだ方が言う）。女中に、なぜお皿を割ったんだ、と怒ったら「マーレイシュ」。エジプトに滞在すると、まずこれで胃が煮え繰り返る。しかし、それはマーレイシュの意味を文字通り理解するから怒りたくなるのだ。文化の違いであって、謝罪の気持を表すのに、マーレイシュという言葉が使われているだけ、と考えれば、胃もすっきり。
それにしてもglobal middle east ご無沙汰でしたね。マーレイシュ***********************************************************
●現地発！ エジプト観光情報誌『ルクソール・マガジン』ホームページhttp://www.cycle.com/luxor/ 又は神田神保町・アジア文庫にて発売中
＜おことわり＞
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＜納涼プレゼント＞
8月１３、１４、１５日の東京ドーム、日ハム対近鉄戦の外野席招待券（５席）をプレゼント致します。ご希望の方は、これからglobal middle eastで取り扱ってほしい、国名、話題など一言お書き添えの上、メールでご応募下さい。応募複数の場合は厳正抽選。当選落選は直接ご本人にメール返信します。応募締切り8月5日（日）チケットの発送6日（月）ご協力：後楽園労働組合様////////////////////////////////////////////////////////////
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