2021年10月23日 (No.21206)
◆ エリコの目より ―エコノミスト誌は、レバノンでヒズボラと「レバノン軍団」の間で銃撃戦が発生し、内戦の危機がささやかれていることに関する記事を掲載、正規軍よりも強くて大きい民兵組織を抱えるヒズボラが、「敵を負かせることはできても、レバノンの崩壊を止めることはできない」と報じている。レバノン通貨の下落(1$=1,200リラから現在では1$=21,000リラ)で正規軍兵士の実質給与は60ドル以下になり、インフレ率は100%を超えている由。銃撃戦の背景は、ベイルート港爆発事件の捜査がヒズボラに及んでいることだが、きちんとした捜査・裁判は期待できそうにない。