エリコ・モニタリング・レポート2021年8月22日 (No.21144) ◆ エリコの目より ―米フォーリン・ポリシー誌は、「アフガニスタンの崩壊で同じ運命を心配するイラクの人々」と題する記事を掲載。不安の理由は米軍がイラクからの完全撤退を年末までに完了するとしていること ◆ 中東の新型コロナ動向より イスラエル保健省は、新型コロナウイルスの新たな変異株感染を10件確認した。ラピード外相は来訪した日本の茂木外相と会談、経済関係に加えて、両国における適切な新型コロナ対策のメカニズムについても話し合ったエリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月21日 (No.21143) ◆ 中東の新型コロナ動向より ―UAEでは、世界に先駆けてシノファーム製ワクチンを中心とする新型コロナ・ワクチン接種が進んだが、既に、3回目のブースター接種が始まっている。 ―エジプト当局は、エジプト製シノヴァック・ワクチンの接種を9月より開始すると発表した。それまでに500万回分が生産され、年末までには8千万回分を製造できる予定とのこと。エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月20日 (No.21142) ◆ エリコの目より ―なぜアフガン政府軍は急崩壊したのか ①兵站補給の不足。②兵力不足。③心理戦。 ◆ 中東の新型コロナ動向より ―イランの新型コロナによる累計死者数が19日、10万人を超えた。17日には新規感染者数50,228人、死者数625人を記録した。(アッシャルク・アルアウサト紙ほか)エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月19日 (No.21141) ◆ アルジャジーラ・モニタリングより ■ 外国人とアフガニスタン人協力者の退避が続く中、米軍とタリバンがカブール空港前の群衆を解散させるために実弾とガス弾を発射 ■ タリバン幹部、アフガニスタンが評議会により統治される可能性に言及。UAEにいるガニ氏は「和解の取り組みに感謝している」と述べるも、米国務省は「同氏は責任のある立場にいない」とする ■ 独、「タリバン代表団とドーハで協議を行っている」と述べる。英は「タリバンに対する国際的な立場の統一に取り組んでいる」と明かす。米、「タリバンとの開かれた連絡チャンネルが存在する」と明言エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月18日 (No.21140) アルジャジーラ・モニタリングより タリバンの報道官は17日に「アフガン領を他者に対して(攻撃に)使うことはない」「全アフガン人の信教の自由を尊重する」「我々イスラム首長国は女性に、イスラム法と(人定)法が与えた全面的な権利を与えると誓う」と述べた。 中東の新型コロナ動向より ―カタール教育・高等教育省によると、今月29日から始まる新学期においては、幼稚園を含む各学校で「交代登校制」が導入され、50%の児童生徒が登校する一方、残りは自宅学習することとなる。同国の新型コロナ感染状況は落ち着きを見せており、ここ3週間、死者は発生していない。新規感染者数は1日200人前後で推移している。エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月17日 (No.21131) ◆ エリコの目より ―「8万人のタリバンが、米国が1千億ドルを費やした30万人の政府軍を打ち破るとはどういうことか?」英ガーディアン紙が論評している。「それは2つの軍隊の話。一方は貧弱な装備だが、士気が高い。もう一方はよい装備だがNATOの支援に頼り、指導者が金を懐に入れていた」「『恐怖』が働いた。タリバンの進撃の報はSNSで増幅され、報復と個人に対する『清算』が恐れられた」「米国の政治家と軍幹部は耳障りのよいニュースを求め、上申される報告はそればかりに偏った。エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月16日 (No.21130) エリコの目より ー誰もが聞く質問「アフガニスタンはどうなるのか?」 ①「アルカーイダ」が戻るということはなかろう。②内戦(が新たな形で)継続の可能性は排除できない。③ロシアとイランはタリバンの対米戦争を支援してきた。④タリバンの最大の支援国はパキスタン。エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月15日 (No.21137) <ニュース・ヘッドライン>より ■ アフガニスタンのタリバン、北部の最重要都市であるバルフ州の州都マザリシャリフを制圧。政府軍は同市から逃走し、ウズベキスタンへの越境を試みる 他 アフガニスタン情勢に関するニュース多数エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月14日 (No.21136) エリコの目より ―欧米はカブール陥落は時間の問題と見て、大使館等の閉鎖と自国民退去を急いでいる。米国は、20年間支援した政権を見捨てるが、タリバンに自国大使館を襲わないよう依頼していたという衝撃的なニュースをNYタイムズ紙が報じた。しかし、政権側の高官の中には、カブールは防衛線が固く、数千人の兵士も国内各地から戻ってきているので長く持ちこたえるだろうと言う者もいる。エリコ・モニタリング・レポート
エリコ・モニタリング・レポート2021年8月13日 (No.21135) ◆ 中東の新型コロナ動向より ―イスラエル保健省の諮問機関である専門家会合は、先に決定した60歳以上の国民に加えて、50歳以上の国民と医療関係者についてもブースター接種(3回目)を実施すべきと発表した。 ◆ アルジャジーラ・モニタリング ○ 国際テロ・過激主義情勢より ―タリバンは「ヘルマンド、ヘラート、ガズニ各州の州都を制圧した」と発表。これにより13の州都がタリバンに掌握されたことになる。また、治安情報筋によると、政府軍とタリバンが南部のカンダハール市内で交戦中。エリコ・モニタリング・レポート