エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月3日 (No.21094)

■ 国連リビア調整官、「政治対話フォーラムは、選挙実施のための憲法上の根拠について合意できなかった」と述べる ■ アフガンの米・NATO部隊、20年間のバグラム基地駐留を終える。タリバンは歓迎 ■ 露、「米は、イランに新たな義務を課そうとしている」と非難。米財務省は、「ウィーン協議とは関係なく」イラン人3人の制裁を解除 ■ エジプト、「ルネッサンス・ダムの危機が続き、水資源が不足すれば、欧州に移民の波が押し寄せる」と警告
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月2日 (No.21093)

■ エジプトが国連安保理にルネッサンス・ダムに関する緊急会合の開催を要請したことを受け、エチオピアは「同問題の付託は国連憲章に反する」と指摘。仏国連大使は「安保理は同紛争解決に最適な場所ではない」と述べる ■ EU、イラン核合意をめぐるウィーン協議が失敗する可能性を警告。露は「イランと米の同合意への復帰を調整する可能性をめぐり大きな進展があった」と強調 ■ 米国務省、「米はアフガニスタンでの責任を放棄するつもりはない」とし、「力によって樹立される政府は受け入れられず、正統とはみなされない」と指摘 ■ 国連、ジュネーブでのリビア政治対話フォーラムを1日延長し、「12月の選挙実施以外にリビアの統一と安定を実現する手段はない」と強調
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月1日 (No.21092)

■ スーダン首都や他都市で、「政府打倒、革命の目的実現」を求めるデモ。当局は実力で対処 ■ EU、イラン核合意をめぐる交渉が「失敗する恐れ」と警告。国連、米に制裁解除を呼びかけ。イランは「保証」を求める ■ アフガンの国家和解評議会トップ、「首都に戦争が迫った」と警告し、カタールと国連に「政治プロセス推進のための新たな仲介」を呼びかけ
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月30日 (No.21091)

■ イラク国家安全保障補佐官、「外国の戦闘部隊は必要ない」と述べる。米は「イラク政府の要請に基づく駐留」を改めて強調 ■ レバノンの危機が深まる。燃料が著しく不足し、35%の価格引き上げを実施。最高国防会議は、道路封鎖などの「不安定化行動」に警告 ■ イスラエル、UAEに大使館を開設。パレスチナ大統領は「正常化合意は幻想であり、成功しない」と述べる
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月29日 (No.21090)

■ 米、「シリアの米軍基地がロケット弾で攻撃されたが、被害はなかった」と発表。バイデン大統領は「米軍がイラク・シリア国境地帯で空爆した武装勢力が米軍への攻撃の主体」と発言 ■ イスラエル、ガザ地区への攻撃開始以降物資の搬入を数週間阻止した後、カタールが資金を供給した発電所用燃料を運ぶタンクローリーのガザ入りを許可 ■エチオピア政府、「人道目的」としてティグレ州での一方的停戦を宣言。反政府勢力は州都メケレ制圧を発表
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月28日 (No.21089)

■ 米イスラエル外相会合でイラン核問題が主要議題に。米国務長官は「イスラエルの安全保障へのコミットメント」を強調、イスラエル外相はウィーン協議に抗議し、「米との間に相違点が存在する」と確認 ■ スーダン、ルネッサンス・ダム問題に関してコンゴが提示し米が支持した、エチオピアとの段階的な合意案の受け入れを発表。国際的保障の下で合意期間を半年間とする内容 ■ イエメン・マアリブ県西部の複数の戦線で政府軍とホウシー派の戦闘激化により数十人が死傷
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月27日 (No.21088)

■ 米がイラン核合意をめぐるウィーン協議からの撤退を示唆した後、イランは「際限なく協議するつもりはない」とし、バイデン政権に「トランプ前大統領の遺産を放棄するよう」求める ■ アフガニスタンのクンドゥズとカンダハルで政府軍とタリバンが交戦。タリバンは「戦闘なしに複数拠点を制圧した」とし、「タリバン拠点空爆の責任は米が負う」と警告 ■ 「ルネッサンス・ダムを軍事的に守る用意がある」とのエチオピア当局者らの発言の後、エジプトは「自国の利益を守ることを怠らない」とし、スーダンは「いかなる勢力が我が国の安全を脅かすことも許さない」と強調 ■ イエメンでUAEの支援を受ける南部移行評議会、リヤド合意の関係者らとのやり取りを停止するよう呼びかけ、「政府が同合意を失敗させようと取り組んでいる」と非難
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月26日 (No.21087)

■ 米大統領、アフガニスタン大統領との会談で「米軍撤退後も継続するパートナーシップ」に言及。アフガニスタン大統領は「国軍が北部の軍事拠点を引き継いだ」と発表。米高官、タリバンに対する攻撃の実施を明かす ■ 米、「全ての対イラン制裁を解除することはない」「交渉は無期限で行うわけではない」と述べる。イランは核合意の義務履行と制裁を結び付けることを拒否 ■ ルネッサンス・ダムをめぐる発言がエスカレート。エチオピア国防省高官、「エジプトがダムを破壊することは出来ない」「エチオピア政府は軍事的解決の準備ができている」と述べる ■ 米国務省、アルジャジーラのインタビューで「イエメン紛争におけるホウシー派の存在を認めることと、イエメン政府の正統性を認めることは矛盾しない」と述べ、「即時停戦の実現に注力する」と確認
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月25日 (No.21086)

■ 米、フーシ派を「イエメンにおける正当な当事者」として認め、「停戦合意に至るべく同派に圧力をかけるよう」呼びかけ。同派は「イエメンでの戦争の責任は米にある」と非難 ■ パレスチナ人活動家がパレスチナ治安機関に拘束された後に死亡したことを受け、抗議行動が活発に。国際社会は独立した調査を求め、パレスチナ治安機関は死亡状況の究明を約束 ■ リビアに関するベルリン会議の後、リビアと米・英が同国の外国人傭兵について協議。米は露の役割に懸念を示し、露は「バランスがとれた、よく検討された形での傭兵の撤退」を主張
エリコ・モニタリング・レポート

2021年6月24日 (No.21085)

■ リビアをめぐる国際会議で、独とリビアは「外国部隊・傭兵の撤退問題での進展」を強調。リビア首相、「国内の対立が選挙実施の妨げになる」と警告 ■ タリバン、アフガンの郡レベルで20%を制圧。米情報機関は「米軍撤退後6か月でアフガン政府崩壊の可能性がある」と評価 ■ イラン核合意再建をめぐり、仏は「困難な決定」に言及。露は「数日内の状況打開があり得る」と楽観