報道によれば、大統領宮殿への砲撃で負傷したサーレハ大統領と首相、諮問評議会議長らは、サウジアラビアの救護ヘリでサウジアラビアの首都リヤドの軍事基地へ移送された模様。ロイターは、サーレハ大統領が頭部、頸部に傷を負いながらも歩いてヘリから出てくるのを見た、という目撃情報を伝えている。どこまでが真実か、現時点では不明だが、サーレハ大統領が負傷してサウジアラビアへ移送されたことはほぼ確実のようだ。サーレハ大統領の命運もこれで尽きたとみてよいのだろう。
サウジアラビアは、チュニジアの失脚した元大統領ベンアリを庇護しているが、更にイエメンからも招かざる客を迎えることになったようだ。イエメンの実権はハーシド族に移り、形式的な民主化が行われて落ち着いていくのではないだろうか。
イエメンの権力闘争決着の様相
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