2021-09

エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月20日 (No.21173)

アルジャジーラのニュース・ヘッドラインより ■ アフガニスタン東部での連日の攻撃につき、ISが犯行声明。国連総長は「国連は人道支援配布のためにタリバンと関わっている」と説明 ■豪の仏との潜水艦契約破棄をめぐる同盟諸国間の危機が継続。英仏の国防相会談は仏側がキャンセル。米仏首脳は電話会談へ ■ リビア国家最高評議会、12月下旬実施予定の大統領・議会選挙に係る憲法上・立法上の規定を承認 ■イスラエルの裁判所、ギルボア刑務所から脱獄して再逮捕されたパレスチナ人収監者2人につき、取り調べのため勾留期間を10日間延長。パレスチナ側は収監者らの生命を危険に晒さないよう警告
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月19日 (No.21172)

アルジャジーラ放送のニュースヘッドライン ■ チュニジアで大統領による特別措置を拒否するデモが行われ、憲法の復活を求める。労働総同盟は「新内閣の組閣を急ぐよう」改めて要求 ■ アフガニスタンのナンガルハル州とカブールで爆発により死傷者。NATOの会議で、アフガニスタンでのテロの危険への警告 ■ 仏外相、「潜水艦開発をめぐる問題はNATOの将来に影響する」とし、「同盟諸国に対する立場を再評価する」と述べる ■ 米ハリバートン社が「イスラエルと地中海での石油・ガス掘削の契約を結んだ」と発表した後、レバノンは、この契約が係争地域を含んでいないという確認を米に求める
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月18日 (No.21171)

エリコの目より ―サウジアラビアのムハンマド皇太子、カタールのタミーム首長、UAEのシェイク・タハヌーン(ムハンマド・アブダビ皇太子の弟)の3人が紅海(具体的場所は明らかにせず)でくつろいだ姿で記念撮影に応じた。サウジ皇太子の個人事務所代表アルアサーキル氏がツイッターに投稿した。(3か国の本格的な関係改善を象徴するものとして受け取られている。)
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月17日 (No.21170)

エリコの目より ―イスラエルのベネット首相がシャルムエルシェイクでシーシ大統領と会談したが、これはイ・エ間の首脳会談としては10年ぶり。前任者ネタニヤフの時代に起きたガザ・エルサレム紛争で判明したことは、ヨルダンから地中海、ガザに至る地域に分布する700万人のパレスチナ人は一体であり、この問題に「解決」を見出さないと、米国のコミットメントが後退する中、イスラエルは存亡の危機を迎えるということ。 イスラエルには、ガザ地区の生活環境改善計画があり、エジプトも、ガザ地区との境界線を開き、ガザ地区住民の苦悩を和らげる施策が期待される
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月16日 (No.21169)

アルジャジーラ・ニュースヘッドラインより ■ 国連安保理がルネッサンス・ダム問題に関する声明を発表。エチオピアは「同声明に基づくいかなる要請も承認しない」と確認、エジプトは「声明はAUの取り組みを促す」と述べ、スーダンは新たな交渉方法を望む ■ イエメンの複数の県で生活状況の悪化に対する抗議デモが再開、ハドラマウトとアデン両県で治安部隊の発砲により2人死亡、複数負傷。南部移行評議会議長は「緊急事態」を宣言 ■ アフガニスタン暫定政府の内相代行、国連代表団に暫定政府の承認と全ての制裁の解除を求め、「タリバンはドーハ合意を順守して履行する」「各国との相互尊重の関係を望んでいる」と発表 ■ 米、「イランとの外交的な歩みこそが最良の選択肢だ」と述べ、イランは制裁解除をウィーンでの核交渉に戻るための条件とする。イスラエルは「条件付きであれば、イラン核合意への復帰を理解する用意がある」と発表
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2021年9月15日 (No.21168)

◆ エリコの目より サウジ政府の情報をよくツイートすることで知られるサッターム・ビンハーリド王子は、「オ国防長官の訪問が延期されて、代わりにロシア議会国際問題委員長が訪問した。偉大なサウジは、誰からも指図されない。相互の敬意と利益に基づいて行動する」とツイートした。 ◆アルジャジーラ・ニュースヘッドライン ■ 米国務長官、「タリバン政府に圧力をかけるため、アフガニスタンの資金100億ドルは凍結しておく」と強調 ■ カタール外相、「タリバン政権というだけでアフガニスタンを孤立させ、ボイコットしても解決にならない」と述べ、同国との対話を国際社会に呼びかけ
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2021年9月14日 (No.21167)

アルジャジーラ放送より ―カタールの首都ドーハを訪問してタミーム首長と会談したルドリアン仏外相は、アフガニスタンからの仏人の退避と、和平プロセスの強化におけるカタールの役割を賞賛したほか、両国間関係や域内外情勢について協議した。 ―アフガニスタンへの人道支援について協議する国際会議が13日にジュネーブで開かれ、主催したグテーレス国連事務総長は、「アフガニスタン支援のため、各国が計10億ドルの資金拠出を表明した」と発表し、「人道支援活動と国連職員の保護についてタリバンから保障を得た」と述べた。
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2021年9月13日 (No.21166)

アルジャジーラのニュース・ヘッドラインより ■ カタール外相、アフガン周辺諸国歴訪後にカブールでアフンド暫定政府首相代行・アブドラ国家和解高等評議会議長・カルザイ元大統領と会談。様々な勢力に「国民和解」への参加を促す ■ カブール空港に駐留米軍撤収後初めて国連の4機が到着。WFPアフガン事務所副所長はアルジャジーラに「これは『空の架け橋』の初めの一歩だ」と語る ■イランとIAEA、関係悪化を経て核施設監視について合意。IAEA事務局長は「未だ多くの懸案事項がある」と指摘。イスラエルはイランの核開発を阻止するよう諸大国に呼びかけ
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2021年9月12日 (No.21165)

アルジャジーラのニュース・ヘッドライン ■ 米、9.11攻撃事件から20年の記念日を迎える。大統領は「米国民の結束」を強調し、国防長官は「米はより安全になった」と発言 ■ カタール・露外相会談で、アフガニスタン情勢が中心議題に。両国は「アフガニスタンの国内状況の正常化」と「近隣諸国の不安定化の防止」の必要性を確認。カブール空港は、技術的準備を完了し、支援物資を積んだ更なる航空機の受け入れへ用意を整える ■ イスラエル検察、刑務所から脱獄し再拘束されたパレスチナ人収監者4人を「脱獄とテロ組織への所属」の罪で起訴。裁判所は4人の勾留を延長。カッサーム部隊は、次回の捕虜交換取引と4人の解放とを結びつける
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月11日 (No.21164)

エリコの目より ーイスラエル治安当局司令部は、逃走中の6人のパレスチナ人収監者を発見した場合は「生きて拘束する」よう注意する必要があると述べた。「彼らを殺害した場合は、西岸・ガザ地区の第三次インティファーダの引き金となる。それは第一次、二次のそれより大きなものとなるだろう、とのこと。ある将官は、彼らは英雄視、神聖視されている、と述べた。クネセット議員や元閣僚らが、「脱獄者は粛清せよ」と呼びかけていることへの反応。