コメントライナー ベールを被った女性宰相 ◆NZ首相にイスラム世界から称賛の声 モスクで礼拝中の人々を無差別に大量虐殺するという衝撃的な事件の対応に当たったニュージーランドのアーダーン首相のイスラム圏における評価がうなぎ上りだ。イスラムのしきたりを受容する形でベールを被った女性宰相... 2019.04.05 コメントライナー
コメントライナー イランがシリアに投げかける長い影 ◆イスラエルと直接対決の構図 シリア内戦は落ち着きを見せ、これからは復興だと考える気の早い人もいるかもしれない。トランプ大統領は米軍を撤退させると言い、一部の湾岸諸国は既に大使館再開の意向を公にしている。しかしそんな中、イスラエル軍機がダマ... 2019.01.29 コメントライナー
コメントライナー 望まれる湾岸君主制国家の安定 ◆独裁者を苛立たせるのは穏やかな諫言 今年初め、本欄でトルコのエルドアン大統領と、亡命サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の二人を相次いで紹介した際、私はこのような事件が起きるとは夢にも思わなかった。それは、惨殺されたカショギ氏も同じで... 2018.11.02 コメントライナー
コメントライナー ホルムズ海峡波高し ◆イラン核合意後、何が起きたか イラン神権政治は、神の名において国家テロを行ういわゆる「ならず者国家」だ―。米国を牽引役に、中東の主要国はこのようなイラン観を堅持している。しかし、ノーベル平和賞大統領のオバマ氏が外交政策上の奇妙な「遺産」に... 2018.08.15 コメントライナー
コメントライナー アラブはパレスチナ問題を抹殺できるか ◆「エルサレム陥落」 トランプ大統領の決定が実行され、米大使館はエルサレムに移転した。アラブの識者はこれを評して「エルサレム陥落」と呼ぶ。エルサレムが実質的に陥落したのは1967年、第三次中東戦争の時であるから、もう50年以上経っている。し... 2018.06.04 コメントライナー
コメントライナー 強権政治 最大の敵はSNS ◆「春」から7年後のアラブ世界 強権政治への民衆革命と言われた「アラブの春」から丸7年。米国に亡命中のサウジアラビア知識人ジャマール・カショギ氏は最近、「少なくともその発端であるチュニジアが元気で、人々が憎しみあったり、抑圧されたりしていな... 2018.03.30 コメントライナー
コメントライナー エルドアンが果たす中東安定化の役割 ◆シリア侵攻に目立った非難なし レジェップ・タイイップ・エルドアン、トルコ大統領。世界が認める「独裁者」である。建国以来世俗主義をとって近代化したトルコを「再イスラム化」する政策を掲げて大統領の座に上り詰め、クーデターをしのぎ、憲法改正で強... 2018.01.30 コメントライナー
コメントライナー 暴力的過激主義と戦う ◆テロを現象面からとらえる 10月末、トルコの保養地アンタルヤで、世界の研究者と実務家を集めた「暴力的過激主義対策」のシンポジウムがあった。主催したのはアブダビ(アラブ首長国連邦)にあるこの分野の独立した世界的研究センター「ヘダーヤ」だ。今... 2017.11.06 コメントライナー
コメントライナー サウジとカタール 死闘の内幕 ◆領空侵入なら民間機も撃墜 「テロ支援は許さない」という大義名分を振りかざして、サウジアラビアなど4カ国がカタールに厳しい「封鎖」を始めてもうすぐ3カ月。それは、戦争行為にも等しい過酷なもので、食料品から建設資材まですべてを輸入に頼るカター... 2017.08.28 コメントライナー
コメントライナー イスラム世界は自己変革を ◆相次ぎテロで「禁句」に言及 ロンドンで3か月間に3度目の無差別テロが発生した翌日の6月4日、メイ首相は「もうたくさんだ」との強い非難の言葉と共に、惨劇を繰り返さないためには「4つの変革」が必要だと声明した。注目されたのは、首相が「共通のネ... 2017.06.27 コメントライナー