サウジアラビア

コメントライナー

ウクライナ危機の政治的解決

◆サウジ、ロシアが外相会談  サウジアラビアのファイサル外相は1日、南アフリカのケープタウンでロシアのラブロフ外相 と会談、「ウクライナ危機の政治的解決策を見つけるためのすべての地域的、国際的努力を支援する立場」を再確認したという。サウジも...
コメントライナー

「権威主義国家」大連合の時代

◆習主席サウジ訪問の衝撃  歴史の舞台装置はある時ガラガラと音を立てて崩壊し、シーンを一変させる。国際政治に関わり始めて40年。筆者はベルリンの壁崩壊(1989年)、米国同時多発テロ(2001年)、アラブの春(2011年)を目撃し、今年は、...
コメントライナー

米のアフガン撤退、中東に広がる波紋

◆恥さらしたカブール陥落  米国はアフガニスタンで20年戦い、敗れた。このことは、米国にとって最大かつ最長と言ってよい、イランとの「戦い」に悪い影響を与えている。米国とイランは、イスラム革命直後の大使館襲撃・人質事件を受けて1980年に断交...
コメントライナー

サウジアラビアというリスク

◆国王存命中の即位狙う? サウジアラビアで国王の実弟や前皇太子をはじめ多数の王族、内務省幹部らが反逆罪の疑いで拘束された。今年G20の議長国役は大丈夫か、と心配していたら、事実上の最高権力者の座を確保しているはずのムハンマド皇太子が、実は1...
コメントライナー

米軍「傭兵化」で信用失墜のトランプ政権

◆政治も派兵もビジネス 今月に入り、米政権はシリア北部から一方的に撤退してトルコ軍の侵攻を容認し、その一方で、サウジアラビアには3千人を「増派」すると発表した。トランプ大統領は、同盟者として功績のあったクルド人民兵組織を文字通り見捨てるに当...
コメントライナー

湾岸首長国と政治対話強化を

◆イランと戦争なら最大犠牲者に UAE(アラブ首長国連邦)の外交姿勢が急変した。 同盟を組んで戦っているサウジアラビアには挨拶もせず、イエメンから突如一方的な撤退を始めたかと思えば、イランへは6年ぶりに沿岸警備協議のため代表団を派遣した。米...
コメントライナー

イランがシリアに投げかける長い影

◆イスラエルと直接対決の構図 シリア内戦は落ち着きを見せ、これからは復興だと考える気の早い人もいるかもしれない。トランプ大統領は米軍を撤退させると言い、一部の湾岸諸国は既に大使館再開の意向を公にしている。しかしそんな中、イスラエル軍機がダマ...
コメントライナー

望まれる湾岸君主制国家の安定

◆独裁者を苛立たせるのは穏やかな諫言 今年初め、本欄でトルコのエルドアン大統領と、亡命サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の二人を相次いで紹介した際、私はこのような事件が起きるとは夢にも思わなかった。それは、惨殺されたカショギ氏も同じで...
コメントライナー

強権政治 最大の敵はSNS

◆「春」から7年後のアラブ世界 強権政治への民衆革命と言われた「アラブの春」から丸7年。米国に亡命中のサウジアラビア知識人ジャマール・カショギ氏は最近、「少なくともその発端であるチュニジアが元気で、人々が憎しみあったり、抑圧されたりしていな...
コメントライナー

サウジとカタール 死闘の内幕

◆領空侵入なら民間機も撃墜 「テロ支援は許さない」という大義名分を振りかざして、サウジアラビアなど4カ国がカタールに厳しい「封鎖」を始めてもうすぐ3カ月。それは、戦争行為にも等しい過酷なもので、食料品から建設資材まですべてを輸入に頼るカター...