エリコ・モニタリング・レポート

エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月23日 (No.21114)

■ スーダン、「ルネッサンス・ダムの2度目の貯水による影響への対処のために高い経済コストを負担した」と表明。エチオピアは「世界に最終合意は存在しないため、署名できない」と述べる ■ イラン、同国史上初めてオマーン湾に面する港から石油輸出を開始。イラン大統領はこれを「敵への重要なメッセージだ」と述べる ■ WSJ、「米・イラク政府高官らによると、今年末までに米戦闘部隊がイラクから撤退するとの声明を出す予定だ」と報じる ■ アフガニスタン各地で戦闘が続く中、タリバンは「国境の9割を制圧した」と発表。政府の情報筋は、「政府・タリバン両代表団はドーハで会合し、交渉の加速化で合意した」と述べる
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月22日 (No.21113)

■ エチオピア、「ルネッサンス・ダムの2回目の貯水は、下流2か国に損害を与えなかった」と述べる。スーダンは一方的な措置の回避を呼びかけ、エジプトは国際社会に交渉プロセスの後押しを求める ■ イラン、ライシ次期政権下の核合意をめぐる交渉の方向性に言及し、「制裁に関してロウハニ政権が成立させたことは、イランの法律と一致しない」と確認 ■ タリバン、アフガニスタン軍の捕虜を新たに解放。カンダハル、ナンガルハル、クナル各州で攻撃発生。米、「アルカイダの脅威が再熱した場合に行動する用意がある」と述べる。露は介入又は攻撃を実施する可能性を否定 ■ 米独、露のガスパイプライン「ノルドストリーム2」をめぐる合意を発表。露がエネルギーを武器として利用することを阻止する等の内容
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月21日 (No.21112)

■ エチオピア、ルネッサンスダムの2度目の貯水を完了し、ダムに関してEUに中立の姿勢を要請。スーダンは国際法順守を表明、エジプトは交渉プロセスの後押しを求める ■ 米国務省、イラン新大統領がウィーンでの核合意をめぐる交渉を完了させることを期待。イランは交渉を収監者交換と結びつけることを拒否。IAEAはイランに質問の返答を求める ■アフガニスタンで戦闘が沈静化。タリバンは「平和的解決を目指す」として、「一部の郡を制圧したのは、これら地域の治安部隊がタリバンに加わった後のこと」と説明。露は「タリバンによる周辺諸国への脅威はない」との見方
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月20日 (No.21111)

■ バグダッド東部の市場で爆発が発生し、30人以上が死亡、数十人が負傷。当局は将校1人を拘束し、調査を開始 ■ ルネッサンス・ダムの2回目の貯水の完了後、エチオピアは「下流の国々に損害を与えない」と述べる。スーダンは「一方的な措置」を拒否 ■米政府、「対イラン制裁は、交渉を通じた外交によって解除されない限り継続される」と表明。イランは「ウィーンでの協議は新政権発足後に再開される」と確認 ■ タリバン、アフガン軍兵士数十人の解放を発表。米はドーハでの協議の成果を歓迎し、アフガンの近隣諸国に解決を支援する役割を求める
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月19日 (No.21110)

■ アフガン政府とタリバン、ドーハでの2日間の協議を終了。交渉の流れを加速させ、全土への人道支援物資到達ための措置を講じることで合意 ■ スーダン、「ナイル川の水位が予期せぬ形で上昇するのを観測した」と発表し、エチオピアがルネッサンスダムでの貯水を実行できていない可能性を指摘。エチオピア側の説明はなし。エジプトは法的拘束力のある合意を改め て要求 ■ イラン、収監者交換を核合意から切り離すよう求め、米が収監者交換合意の存在を否定したことを「許容できない」と批判。米国務省は「イランはウィーン協議停滞の責任逃れを試みている」と反論
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月18日 (No.21109)

■ アフガニスタン国内で軍事行動の激化が続く中、ドーハでアフガン政府とタリバンの協議の1日目が前向きな雰囲気の中で行われ、対立のある問題を協議する合同委員会の設置で合意 ■ イスラエルのNSO社幹部、自社製スパイウェアのシステム閉鎖を決定したとNYタイムズ紙に明かす。同スパイウェアがアルジャジーラ記者らの携帯電話のハッキングに使用されたことが暴露されたことを受けての対応 ■ イラン、収監者交換問題と核合意協議を切り離すよう求め、「政権移行が完了するまで同協議には戻らない」と表明。米国務省は、協議への用意を改めて示す ■ リビア首相、「軍の統一は困難な任務」と述べ、「政府は決められた期日に選挙を実施することを約束する」と強調
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月17日 (No.211108)

■ スーダン、「ロセイレス・ダムの水量が5割減少した」と明かす。エチオピアは「危険な洪水に備えている」と述べる ■ ドーハでアフガン和平協議が開催へ。国家和解高等評議会議長が「和平の機会を活用するよう」タリバンに呼びかけ、タリバンは「協議に向けた本気度を証明するよう」政府に求める ■ 独とベルギーで記録的な豪雨による洪水で約130人死亡。当局は市民数千人を避難させる
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月16日 (No.21107)

■ エジプト大統領、「同国は起こり得る水不足に備え、措置を講じた」と述べ、エチオピアに対してルネッサンス・ダムに関する拘束力ある合意に同意するよう求める。エチオピアは同ダムと国境に関する嫌がらせ行為を名指しせずに非難し、報復を警告 ■ 米国防総省報道官はアルジャジーラのインタビューの中で、「アフガニスタンにおける軍事的解決はない」「米のアフガンのパートナーに対する支援の性質は変わるだろう」と述べる。アフガン政府、「タリバンによる停戦の提案を拒否した」と発表 ■ レバノンのハリーリー元首相、大統領が組閣案を拒否したことを受け、組閣を断念。大統領は「元首相は事前に辞退することを決定していた」と非難。レバノン・ポンドの下落が続く ■ 国連安保理、リビアの選挙実施の根拠となる憲法原則を明確にするよう求める。リビア国民合意政府首相は選挙の予定通りの実施を確認し、「傭兵の撤退の時期に関して諸外国勢力の意見が対立している」と述べる
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月15日 (No.21106)

■ ルネッサンス・ダム問題をめぐり、スーダンは「対話が唯一の解決策」と確認し、交渉への保証諸国の参加を呼びかける。米国務省はアルジャジーラに対し、「解決に向けたAUの役割を支援する」と確認 ■ イラン、「核問題に関する方針で、ロウハニ政権とライシ次期政権に違いはない」と述べる。米は地域でのイランの活動に懸念を示し、「米の利益には交渉の継続が必要」と述べる ■ アフガニスタンの対パキスタン国境に向けてタリバンが支配地域を拡大する中、パキスタン政府は懸念を示し、米は「今月末までに協力者を退避させる」と確認
エリコ・モニタリング・レポート

2021年7月14日 (No.21105)

■ イラク南部ナーシリーヤの新型コロナ患者を治療する施設の火災で約100人死亡、劣悪な公共サービスと怠慢の責任で当局に抗議するデモが発生。司法当局は高官らの逮捕を命じる ■ EU、「ルネッサンスダム問題の解決に向けたAUの努力を支持する」と声明。エチオピアは「段階的な交渉プロセス」に応じる姿勢を示す。エジプトとスーダンは「対抗措置を取る用意は出来ている」と声明 ■ ドーハでアフガン和平協議再開へ。米は「アフガン周辺諸国に部隊を再配置する」と発表、露は反発。タリバンは外国部隊の残留を一切拒否する構え ■ 米、「核合意をめぐる交渉の第7ラウンド開催に向けて、代表団がウィーンに戻る態勢にある」と確認。イランは「核合意再生の入口にいる」と発表