エリコ・モニタリング・レポート

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2021年5月4日 (No.21034)

■米議会の共和党議員ら、米の核合意復帰を妨害するための戦略を模索。イランは「ウィーンでの協議は制裁解除の了承から対象となる人物・組織をめぐる討論に移行した」と発表 ■ルネッサンスダム問題でエチオピアが安保理に苦情を申し立てた後、米代表団が地域の緊張を協議するためハルツーム入り。スーダン外相は、「ダムの2度目の貯水は国民の生命を脅かす国家安全保障上の問題」と表明 ■トルコのハイレベル代表団、リビアのトリポリを訪問。トルコ外相は自国のリビア駐留軍が傭兵扱いされることを拒否。リビア外相は、傭兵撤収と停戦へのトルコの協力を確認
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2021年5月3日 (No.21033)

■エチオピア、「エジプトとスーダンが戦争の脅しを超える軍事協定に署名した」と非難。スーダンは「調整のないルネッサンス・ダムの2回目の貯水は、スーダン国内のダムを脅かす」と述べ、エジプトは「貯水による影響を抑える計画がある」と明らかにする ■米及び国連のイエメン特使はオマーンで会談し、イエメンでの停戦とマアリブでのホウシー派による攻撃停止の必要性を確認 ■ウィーンでの核合意をめぐる協議についてイランは楽観を示す。「アクシオス」によると、米大統領はモサド長官に「核合意復帰への道のりは長い」と伝える
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2021年5月2日 (No.21032)

■ イラン核合意をめぐり7日にウィーンで新たな会合開催へ。イランは「個人・団体に対する制裁解除で一致」と述べる。露は楽観的。欧州は「最も困難な問題が解決していない」と指摘 ■ 米代表団、地域問題協議のため中東歴訪を開始。NYタイムズは、新たなイラン・サウジ会談について伝え、サウジ政府の「地域の平和を促進するあらゆる機会を利用する」とのコメントを報道 ■ 米がアフガニスタンからの撤退開始を発表した直後、米軍は「カンダハル空港が攻撃未遂に遭った」と発表。タリバンは撤退の遅れをドーハ合意違反とみなし、アフガン政府は攻撃増大を予想 ■ スーダン、「エチオピアがルネッサンス・ダム交渉で頑固な態度を取り、既成事実を強要しようとしている」と非難。エチオピア首相は、同ダムの第2回貯水を「国の復活に等しいもの」と見る
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2021年5月1日 (No.21031)

■米国務省、露・パキスタン・中国との共同声明で、タリバンの幹部や関連組織の位置づけを見直すと表明。包括的な政治解決、恒常的停戦を促す ■米、「米イエメン特使は、政治・人道両面のメッセージを携えてリヤドで協議を行った」「サウジ抜きでイエメンの解決はない」と声明 ■ハマースなどパレスチナ諸組織、選挙延期を拒否。欧州諸国は、パレスチナ指導部に早期の選挙日再設定を呼びかけ、イスラエルには選挙実施に便宜を図るよう求める
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2021年4月30日 (No.21030)

■米国務省がイランとの協議の進展に言及する中、米情報機関はイランを「最大の問題」とみなす。革命防衛隊は「米船を含む全ての船舶は、ホルムズ海峡に入る前に船籍等と航行ルートを我々に通知する義務を持つ」と警告 ■米・国連の両イエメン特使、リヤドに到着。イエメン・サウジの高官らと停戦をめぐって協議へ ■ホワイトハウス、アフガン駐留米軍の撤収開始を発表。NATOも同時に「調整の上での部隊撤収作業を開始」と発表
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2021年4月29日 (No.21029)

■ウィーンで核合意をめぐる協議が続く。露は交渉における「協議には勢いがある」と述べ、ブルームバーグは「米政府は、協議に関する同盟諸国の懸念を払拭するため、中東に政府高官から成る代表団を派遣する意向」と伝える ■イエメンのマアリブで同盟軍が空爆。イラン外相はホウシー派広報担当とオマーンで会談し、イエメンでの戦争終結・封鎖解除の必要性を確認し、「イエメン人同士の交渉を開始するよう」呼びかけ ■アフガニスタンのタリバンは米軍の撤退開始を歓迎。米統合参謀本部議長、「外国軍の撤退後、アフガン政府の崩壊や内戦勃発の可能性がある」と述べる
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2021年4月28日 (No.21028)

■ペルシャ湾でエスカレーション。米軍、「接近してきたイラン革命防衛隊の戦闘艇に警告射撃を行った」と発表 ■楽観と困難。ウィーンで交渉中の核合意当事国、実務面の合意について検討する作業部会を設置 ■米アフガン特使、「和平プロセスを支え、外交努力を続け、テロの脅威に対処する用意がある」と述べる
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2021年4月27日 (No.21027)

■ ウィーンでの核合意をめぐる協議が27日に再開へ。イランは「核合意再生に向けた制裁解除の必要性で米を含む全員の意見が一致」と発表 ■ イラン外相、バグダッドを訪問して「イランには、善隣に基づく域内対話を行う用意がある」「イランはイラクでの外交施設への攻撃に反対だ」と表明 ■イスラエル軍がガザ地区沿岸の海域を閉鎖、パレスチナ人が漁を行えず。イスラエル治安縮小閣議は、ロケット弾発射が続いた場合のガザ攻撃を承認し、首相に攻撃時期と場所の決定権を付与
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2021年4月26日 (No.21026)

■ イラク・バグダッドのコロナ患者向け病院で火災により80人以上死亡。保健相と知事らの責任追及に向けた法的措置へ ■ イラン、「原油と銀行を対象とした制裁の解除について、ウィーン(協議で)理解に達した」と言明し、「時間の浪費に向かえば、協議から離脱する」と示唆。イラン大統領からの口頭メッセージがカタール首長に伝えられる ■ イエメン・マアリブ県で激戦により数十人死傷。サウジ・UAE同盟軍が空爆を強化、イエメン政府は「国連の信頼性は危機に瀕している」と述べる
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2021年4月25日 (No.21025)

■ シリア西部バニヤス沖で石油タンカーの火災が発生。シリア政権は「レバノン領海方面から来た無人機による攻撃」との見方を示す。イラン・メディアは「このタンカーはパナマ船籍」と報道 ■ エルサレムで緊張が高まる中、イスラエルは「ガザ地区北部から発射されたロケット弾を阻止」と発表。ネタニヤフ首相は、平静を呼びかけつつ、軍に「あらゆるシナリオに備えるよう」命令 ■ イエメン軍、「マアリブ県西部で前進しようとしたホウシー派を退けた」と発表。同派は、「同県サルワーフの拠点が空爆を受けた」と述べる ■ 米大統領、トルコ大統領と6月に会談することで合意した後、「オスマン帝国時代にアルメニア人に起きた出来事は集団虐殺」と述べる。トルコは「両国間の友好と信頼を損なうもの」と非難