エリコ・モニタリング・レポート

エリコ・モニタリング・レポート

2021年10月1日 (No.21184)

アルジャジーラ放送のニュースヘッドラインより ■ スーダンで民政移管を求めるデモが続く。統治評議会議長は米特使に対して「政治諸勢力の更なる参加」を約束。首相顧問はアルジャジーラに対し「軍事企業の管轄が対立の原因だ」と述べる ■ カタール外相は「アフガニスタン暫定政府との対話を円滑化する用意がある」、EU上級代表は「EUはアフガニスタンの孤立を望んでいない」と述べる。タリバンは「国家機関の構築のためにチャンスを与えるよう」求める ■ 米、「エチオピアが停戦で合意できない場合、数週間以内に同国の対象に制裁を科す」と示唆。エチオピアは「内政干渉した」と非難して国連職員7人を国外追放
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月30日 (No.21183)

◆ エリコの目より ―欧州委員会の29日の公式発表によると、2014年以来、地中海を渡って(違法に)欧州に入国しようとして死亡した移民の数は2万人を超えた。同「新ヒューマン・トラフィッキング対策報告」は、今年に入ってからの犠牲者数が1,369人に上ったと伝えている。2021年上半期(1-6月)の死者数(1,146人)は前年比で2倍以上、渡航を試みた人の数は58%、それぞれ増加している由。
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月29日 (No.21182)

◆ エリコの目より ―サウジアラビアの元総合情報局長官のトルキー王子は22日ロンドンで出版記念スピーチを行い、タリバンと距離を置く発言をした。 「ビンラディンが殺害される前のことだ。タリバンの代表団が当時皇太子だったアブドルアジズ国王を訪ねてきた。皇太子は尋ねた。『アルカイダとは決別したか?』答えはノーだった。そこでわれわれはタリバン言った。『あなた方がビンラディンとの関係を断つまで、われわれはあなた方と如何なる関係も持たない。』」
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月28日 (No.21181)

アルジャジーラ放送のヘッドラインニュースより ■イランとIAEAが核施設への立ち入りをめぐって対立。米はイランへの対抗措置を警告する一方で、核合意をめぐる協議に戻る意欲を示す ■国連、スーダンを共同統治する軍人・文民の両勢力に政治的移行を進めるための対話を呼びかけ、協力体制維持の重要性を強調 ■イエメンのタイズ県で生活状況悪化に抗議するデモが拡大、警察部隊との衝突でデモ隊の1人が負傷
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月27日 (No.21180)

◆エリコの目より(アッシャルクルアウサト紙・東京)の報道を紹介 ―報道によると、プリンセス眞子は学友のひとりとの結婚により皇籍を失うことに対して支払われる百万ドルを辞退する。これにより、物議を醸した婚約者との何年も遅れている結婚が可能となる。ロイターが伝えた。眞子内親王(29)は退位した昭仁天皇の孫で2017年に小室圭氏との婚約を発表したが、小室氏の母とその元婚約者との間の金銭争いが報じられて延期されていた。 NHKは、政府はプリンセスが一般人と結婚して皇籍を離脱する際の一時金である約1.5億円(135万ドル)を辞退することに同意するだろうと報じた。
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月26日 (No.21179)

エリコの目より ―「平和コミュニケーション・センター」を名乗るUAEが資金提供する米のNGOが主催する「平和と復興の会議」が24日アルビールで開催され、近隣県のクルド人、スンニ派、シーア派の有力者300人を集めて注目されている。会議は、「イラクとイスラエルの国交正常化」の必要性を訴えたが、25日イラク大統領府は、イラク政府の従来の立場と相容れない、会議は、情勢悪化を扇動するものとして完全に拒否する、と声明した。
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月25日 (No.21178)

◆エリコの目より ―ネオコンで、イラク戦争開戦時にパウエル国務長官の副官として勤務したこともあるローレンス・ウィルカーソン退役将軍は、「イスラエルは今後20年のうちに消滅するだろう。人種差別国家として自らを非合法化しているからだ」と述べた。インターネットサイト「Mondoweiss」が報じたこの発言、他の米メディアは完全に黙殺している。
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月24日 (No.21177)

◆ エリコの目より ―最近の主要国の新型コロナ感染状況をまとめました。短評、(新規感染者数/1日あたり死者数それぞれ過去5日間の平均、の順) トルコ:第4波継続中(27,551/233) イラン:第4波のピークは越えたが、死者数高止まり(16,946/343) イラク:爆発的拡大の第3波は収束局面(2,929/44) サウジアラビア:ほぼ収束(63/6) UAE:収束局面。但し数値の信頼性に疑問(335/2) カタール:ほぼ収束(121/0) チュニジア:急速に収束中も死者数多し(815/33) イスラエル:第3波はピークアウトか、依然感染者数多し(6,442/18)
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月23日 (No.21176)

アルジャジーラ放送のヘッドラインニュースより ■ チュニジア大統領、議会停止の延長を決定。「大統領令で設置する委員会の補佐で政治体制の修正計画を策定する」と発表。ナハダ党は「憲法を廃止する措置だ」と拒否 ■ スーダン統治評議会議長、「クーデターを阻止した」との発表に続き、「軍は国の後見者だ」と発言。内閣担当相は、「政府内で軍人に立ち向かう」と述べる ■ アルジェリア、自国領空からモロッコの民間・軍用機を締め出す。22日から実施
エリコ・モニタリング・レポート

2021年9月22日 (No.21175)

アルジャジーラ放送のヘッドラインニュース ■ 国連総会での演説で、米大統領は「新たな冷戦は求めず」と表明し、イランとの交渉に戻る姿勢を示す。イラン大統領は「米は約束を守らなかった」と指摘。カタール首長は「対立を解消する方法は理性的な対話のみ」と訴えかける ■ スーダン当局、「クーデター未遂の首謀者らを拘束した」と発表。首相は「革命とその成果を標的とする試み」と非難。統治評議会議長は「軍は移行期間を保護する」と約束 ■リビア代表議会、挙国一致内閣の不信任決議案を可決。首相は「議会は倒れるだろう。この議会は国民を代表しない」と反発。国連リビア支援団は「選挙後に新政府に交代するまでは現内閣が正当な政府」とみなす ■チュニジアのナハダ運動、「大統領による単独での暫定統治の規則を決定するとの決意宣言は危険な傾向で、憲法を無効化する意図を示すもの」と声明