放射線と生きる(取材メモ)

8月21日、福島県川内村や富岡町の人々が避難している郡山市の郡山ビッグパレットでペットの健診、健康相談会が開かれ、ビデオ取材に行ってきました。写真はその風景です。
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お話を伺ったきくざきペットクリニックの菊崎先生によると、「避難の際に多くのペットが捨てられたというような間違った認識がある」とのことで、「住民は、『とりあえず避難してくれ』と言われ、2,3日もすれば帰宅できると思い込んで家を出た人がほとんどだった。バスや避難先に動物を連れていけない、ということでやむなく餌と水を多めに置いて家を後にしたのです」と強調されていました。警戒区域内のペットについても獣医師会の献身的な取り組みが奏功して厚い保護措置が取られ、多くが救出されています。飼い主探し、里親探しの努力は今も続けられている、ということです。
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ビッグパレットへの道すがら、JR郡山駅前で放射線量を計測している方がおられ、その方のお話を伺ったり実際の計測を取材させていただきました。通常の環境線量は0.3μシーベルト前後でしたが、写真の位置にはいわゆる「ホットスポット」があり(雨水の流れ込む場所でした)、4.0μシーベルトを超える瞬間もありました。

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