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中東コロナ対応の明暗と教訓

◆感染状況の4パターン 中東・ 北アフリカ諸国の新型コロナウイルス感染事情を研究していると、国により状況が大きく異なることに驚愕する。同時に、そこにはいくつかの教訓が横たわっていることがわかる。 それぞれの国の感染状況と政府の対応を分類する...
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「リビアの春」は開花するか

◆傭兵中心のハフタル軍敗走 ツイッターで560万人以上のフォロワーを有するファイサル・カーシム(シリア人)は、アラブ世界で最も著名なジャーナリストの一人である。そのファイサルが「ハフタルはどこに消えた?」とつぶやいた。 ハフタルとは旧リビア...
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イラン核施設が攻撃される日

2021年の中東は、きのうまで反目し合っていた サウジのムハンマド皇太子とカタールのタミーム 首長が熱い抱擁を交わし、3年以上に及んだ空域と陸海国境の封鎖が解除されるという・・
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フランスはイスラムと融和を

◆ニースの教会襲撃の犯人像ブラヒム・アウィサウィという21歳の若者の目に、南仏ニースの華やかな街並みはどう映っていたのか。そして自分の母親のような無抵抗の老女の首をはね、他2人にも相次いで刃を向けるという凶行の際、どのような精神状態だったの...
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「力による平和になびく中東世界

◆トランプ氏最大の政治ショーアラブ側は代表を外相級に格下げしているというのに、上機嫌でカメラポーズをとる2人の首脳。弾劾裁判を辛うじて逃れ、支持率が上がらないまま大統領選挙を迎えるトランプ米大統領と、在任中にもかかわらず汚職容疑で起訴される...
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リビア分割?アラブは新冷戦時代

◆トルコの軍事支援で情勢転換ワグナーは、ロシアの民間軍事会社である。ロシア政府は公式には否定するが、同社はシリア等いくつもの地域で、ロシアの軍事戦略実現のために働いてきた。リビアではカダフィ後の「国盗り」を狙うハフタル将軍側について傭兵戦を...
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シリアのかたきをドイツで討つ

◆アサド政権の犯罪裁く先月23日、ドイツのコブレンツ高等裁判所でアサド・シリア政権の治安将校2人の「人道に対する罪」を問う裁判が始まった 。この10年間、反政府運動に対して筆舌に尽くし難い残虐行為を行ってきたシリア政権側の人物に対する裁判と...
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サウジアラビアというリスク

◆国王存命中の即位狙う?サウジアラビアで国王の実弟や前皇太子をはじめ多数の王族、内務省幹部らが反逆罪の疑いで拘束された。今年G20の議長国役は大丈夫か、と心配していたら、事実上の最高権力者の座を確保しているはずのムハンマド皇太子が、実は11...
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イラン革命防衛隊司令官暗殺が意味するもの

◆もっと早く除去すべきだったトランプ大統領はイランの革命防衛隊コッズ部隊、ソレイマニ司令官の暗殺が命令通りに実行されたことを見届けるや、ツイッターで、「彼は何年も前に取り除かれているべきだった」と述べた。この空爆作戦、国内的に必要な手続き(...
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米軍「傭兵化」で信用失墜のトランプ政権

◆政治も派兵もビジネス今月に入り、米政権はシリア北部から一方的に撤退してトルコ軍の侵攻を容認し、その一方で、サウジアラビアには3千人を「増派」すると発表した。トランプ大統領は、同盟者として功績のあったクルド人民兵組織を文字通り見捨てるに当た...