コメントライナー 米のアフガン撤退、中東に広がる波紋 ◆恥さらしたカブール陥落 米国はアフガニスタンで20年戦い、敗れた。このことは、米国にとって最大かつ最長と言ってよい、イランとの「戦い」に悪い影響を与えている。米国とイランは、イスラム革命直後の大使館襲撃・人質事件を受けて1980年に断交、... 2021.10.22 コメントライナー
コメントライナー タリバンと戦えと言う人たち ◆「アフマド氏を支援せよ」とパリ市長 東京オリンピックの閉会式で五輪旗を受け継いだパリの女性市長イダルゴ氏がほえた。タリバンが支配するアフガニスタンのパンジシール渓谷で、唯一抵抗しているアフマド・マスード氏を支援せよというのだ。 「自由を愛... 2021.08.30 コメントライナー
コメントライナー イランとイスラエル、対決不可避か ◆転落の始まり? イラン大統領選に勝利したライシ師が保守強硬派であり、核合意再開交渉の行方を含め、中東情勢に与える影響が懸念されるとの論評がかまびすしい。一つ指摘したいのは、イランは大統領制ではないということだ。日本語で「大統領」と呼ばれる... 2021.07.05 コメントライナー
コメントライナー 中東コロナ対応の明暗と教訓 ◆感染状況の4パターン 中東・ 北アフリカ諸国の新型コロナウイルス感染事情を研究していると、国により状況が大きく異なることに驚愕する。同時に、そこにはいくつかの教訓が横たわっていることがわかる。 それぞれの国の感染状況と政府の対応を分類する... 2021.05.13 コメントライナー
コメントライナー 「リビアの春」は開花するか ◆傭兵中心のハフタル軍敗走 ツイッターで560万人以上のフォロワーを有するファイサル・カーシム(シリア人)は、アラブ世界で最も著名なジャーナリストの一人である。そのファイサルが「ハフタルはどこに消えた?」とつぶやいた。 ハフタルとは旧リビア... 2021.03.16 コメントライナー
コメントライナー イラン核施設が攻撃される日 2021年の中東は、きのうまで反目し合っていた サウジのムハンマド皇太子とカタールのタミーム 首長が熱い抱擁を交わし、3年以上に及んだ空域と陸海国境の封鎖が解除されるという・・ 2021.01.26 コメントライナー
コメントライナー フランスはイスラムと融和を ◆ニースの教会襲撃の犯人像ブラヒム・アウィサウィという21歳の若者の目に、南仏ニースの華やかな街並みはどう映っていたのか。そして自分の母親のような無抵抗の老女の首をはね、他2人にも相次いで刃を向けるという凶行の際、どのような精神状態だったの... 2020.11.17 コメントライナー
コメントライナー 「力による平和になびく中東世界 ◆トランプ氏最大の政治ショーアラブ側は代表を外相級に格下げしているというのに、上機嫌でカメラポーズをとる2人の首脳。弾劾裁判を辛うじて逃れ、支持率が上がらないまま大統領選挙を迎えるトランプ米大統領と、在任中にもかかわらず汚職容疑で起訴される... 2020.09.24 コメントライナー
コメントライナー リビア分割?アラブは新冷戦時代 ◆トルコの軍事支援で情勢転換ワグナーは、ロシアの民間軍事会社である。ロシア政府は公式には否定するが、同社はシリア等いくつもの地域で、ロシアの軍事戦略実現のために働いてきた。リビアではカダフィ後の「国盗り」を狙うハフタル将軍側について傭兵戦を... 2020.07.28 コメントライナー
コメントライナー シリアのかたきをドイツで討つ ◆アサド政権の犯罪裁く先月23日、ドイツのコブレンツ高等裁判所でアサド・シリア政権の治安将校2人の「人道に対する罪」を問う裁判が始まった 。この10年間、反政府運動に対して筆舌に尽くし難い残虐行為を行ってきたシリア政権側の人物に対する裁判と... 2020.05.19 コメントライナー