イラン

コメントライナー

抗議デモ拡大、イランの行方

◆オマーンの配慮  イスラエルの民間航空会社アルキアによれば、アラビア半島先端のオマーンが領空通過許可を出さないため、同社が予定していたゴア(インド)便の就航が無期延期されたという。  アブラハム合意(2020年)でイスラエルとアラブ首長国...
コメントライナー

米のアフガン撤退、中東に広がる波紋

◆恥さらしたカブール陥落  米国はアフガニスタンで20年戦い、敗れた。このことは、米国にとって最大かつ最長と言ってよい、イランとの「戦い」に悪い影響を与えている。米国とイランは、イスラム革命直後の大使館襲撃・人質事件を受けて1980年に断交...
コメントライナー

イラン革命防衛隊司令官暗殺が意味するもの

◆もっと早く除去すべきだった トランプ大統領はイランの革命防衛隊コッズ部隊、ソレイマニ司令官の暗殺が命令通りに実行されたことを見届けるや、ツイッターで、「彼は何年も前に取り除かれているべきだった」と述べた。この空爆作戦、国内的に必要な手続き...
コメントライナー

湾岸首長国と政治対話強化を

◆イランと戦争なら最大犠牲者に UAE(アラブ首長国連邦)の外交姿勢が急変した。 同盟を組んで戦っているサウジアラビアには挨拶もせず、イエメンから突如一方的な撤退を始めたかと思えば、イランへは6年ぶりに沿岸警備協議のため代表団を派遣した。米...
コメントライナー

イランがシリアに投げかける長い影

◆イスラエルと直接対決の構図 シリア内戦は落ち着きを見せ、これからは復興だと考える気の早い人もいるかもしれない。トランプ大統領は米軍を撤退させると言い、一部の湾岸諸国は既に大使館再開の意向を公にしている。しかしそんな中、イスラエル軍機がダマ...
コメントライナー

ホルムズ海峡波高し

◆イラン核合意後、何が起きたか イラン神権政治は、神の名において国家テロを行ういわゆる「ならず者国家」だ―。米国を牽引役に、中東の主要国はこのようなイラン観を堅持している。しかし、ノーベル平和賞大統領のオバマ氏が外交政策上の奇妙な「遺産」に...
コメントライナー

人権無視の圧政vsテロリズム

◆アレッポ市民を「テロリスト」呼ばわり 写真展の無機質な白いホール。撃たれて仰向けに横たわるロシア大使の傍らで、拳銃を構えてアレッポの復讐を叫ぶ実行犯。一枚の報道写真が示すこの情景をテロと呼ばずして何と言おう。そしてその隣の記事は、「イラン...
コメントライナー

「平和」という呪い

◆「平和的デモ」の意味するもの 平和という言葉には呪いがかかっている。その好例を、戦乱に明け暮れる中東に見る。エジプトの「街頭民主主義」の主役であるデモを、主催者は「平和的」デモと呼ぶ。アラブの春が始まってかれこれ3年間になるが、今も続いて...