アルジェリア人質事件「世界は新たな国際テロにどう立ち向かうのか」3/23NHK-WISDOM

3月23日(土)のグローバルディベートWISDOMのテーマは、『アルジェリア人質事件「世界は新たな国際テロにどう立ち向かうのか」です。

今回の放送は、弊社通訳が通訳で参加させていただきます。
生放送です! ぜひご覧ください(ひ)。

【放送日時】
NHK BS: 2013年3月23日(土)午後10時00分~11時49分

アルジェリア人質事件「世界は新たな国際テロにどう立ち向かうのか」

【放送内容(NHKのサイトより)】 
日本人10人を含む、少なくとも39人のビジネスマンや労働者が犠牲となったアルジェリアの人質事件。フィリピン、イギリス、ノルウェーなど、10か国の犠牲者が出た前代未聞の事件となりました。

“最後のフロンティア”と呼ばれるアフリカはいま、年5パーセントもの高い経済成長が続き、各国が企業進出を加速させています。資源開発やインフラ建設など、政情が不安定な治安の悪い国での活動も増加し、進出した企業は経済発展の担い手として歓迎される側面がある一方で、反政府勢力からは、腐敗した権力に加担する手先とみられることもあります。経済のグローバル化が進展する中で、海外への進出を迫られる企業は、どうすればテロのリスクから従業員を守ることができるのでしょうか。

今回の”多国籍テロ”では多くの国が当事者としての厳しい対応を迫られました。たとえば、事件の解決策については、人命を最優先する日本と、テロにはけっして妥協しないアルジェリア政府との、テロに対する姿勢の違いなどが露わになり、その溝を埋めることはできませんでした。各国は、国際的なテロ事件が起きた際、自国民を保護するためにどのような行動をとるべきなのでしょうか。

“アラブの春”が起きた中東や北アフリカでは、広がる民主化運動が独裁的な政権を崩壊させる中で、権力の空白が生まれ武器が拡散し、イスラム過激派がテロ活動を活発化させています。フランスは1月、アルジェリアとの国境に接し、イスラム過激派が拠点を置くマリの北部に、軍事介入しました。この介入が今回の国際テロに影響を及ぼした可能性も指摘されています。過激派やテロ組織の一掃に向けて、国際社会が手を携えて取り組むためには、いったいどのような取り組みが必要なのでしょうか。国際社会は今後、アフリカにまで拡散し、民間企業や従業員が標的となる、新たな国際テロにどう立ち向かえばよいのでしょうか。

世界のテロ対策、危機管理の専門家や外交の専門家が、企業や国家のテロ対策や危機管理のあり方、テロ根絶に向けた国際社会の連携の方策などを議論します。

アルジェリア人質事件「世界は新たな国際テロにどう立ち向かうのか」