2021-04

エリコ・モニタリング・レポート

2021年4月20日 (No.21020)

■ウィーンで核合意当事諸国の外相級会合を数時間後に控え、「前向きな雰囲気である」との見解で一致。イランはステップ・バイ・ステップの原則を拒否 ■米露、両国首脳会談を開催する可能性について協議。露は「米の対露措置にもかかわらず、関係正常化に向けた対話は続いている」と表明 ■ウクライナ軍、露との国境付近及び黒海で演習を実施。欧米諸国は露に「挑発行為の停止とウクライナとの国境付近からの露軍の撤退」を求める ■サッカーの欧州「スーパー・リーグ」創設をめぐる危機。UEFAは今季チャンピオンズ・リーグの準決勝からレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、チェルシーの追放を警告 ■エチオピア、国連安保理に対してエジプトとスーダンにルネッサンス・ダムをめぐる3か国間協議への復帰を促すよう要請。一方、エジプト外相はアフリカ諸国を歴訪
エリコ・モニタリング・レポート

2021年4月19日 (No.21019)

■ エジプトで列車事故、1か月足らずで3度目。保健省は「11人死亡、数十人負傷」と発表。鉄道局長官が辞任 ■ ウィーンで、イランの核合意順守への復帰と引き換えに解除しうる米の制裁リスト作成に向けた作業グループの取り組みが続く。米高官は協議を「建設的で真剣」と評価 ■英紙ファイナンシャル・タイムズ、「サウジとイランがバグダッドで直接協議を行った」と報じつつ、「サウジ高官はこれを否定」と説明。ロイター通信は、欧米外交筋の話として「両国はイエメンとレバノンの問題を集中的に協議した」と報道 ■米の大統領補佐官と国務長官、「テロの脅威が戻るのを防ぐため、アフガン撤収後に米軍を再配置する」と予告
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2021年4月18日 (No.21018)

■ IAEA、イランが濃縮度60%ウランの製造を開始したことを確認。ウィーン協議では、イランが「意見の相違はあるが克服可能」とし、EU代表は「困難な任務で進展があった」と見る ■ イエメンのマアリブとタイズで政府軍とホウシー派が激戦を展開。同派は「サウジのキング・ハーリド空軍基地内の軍事拠点を攻撃」と発表 ■ 露とウクライナ、互いに外交官を国外追放。ドンバスではウクライナ軍と分離派の間で戦闘
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2021年4月17日 (No.21017)

■露、米への対抗措置で、米外交官の国外追放を決定。「関係正常化に向けた、静かで職業的な対話の用意がある」とも述べる ■イラン、核合意をめぐる協議がウィーンで続く中、ナタンズの施設で初めて濃縮度60%のウランを製造したと発表 ■「売り家」から「住人がいる家」へ。イラクの人々はいかに助け合っているか?
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2021年4月16日 (No.21016)

■核合意の当事諸国が参加するウィーンでの交渉が16日にも延長される。イランは「会合は真剣なものだったが、極めて困難だった」と評し、期間の短縮を警告。一方、欧州諸国は交渉の進展を楽観 ■米、「悪意ある活動」を理由に露に対して大規模な制裁を科す。露は「米の非難は戯言に過ぎない」として「近々、報復する」と表明し、駐露米大使を召喚。英とポーランドは米の措置に連帯を示すため、露大使を召喚 ■ギリシャ代表団が懸案事項を協議するためにトルコを訪問。ギリシャは「トルコは国際海洋法に違反した」と非難し、トルコは「この発言は受け入れられない」と述べ、緊張が高まる ※バイデン米大統領の対露制裁に関する会見の中継により、「ミッドナイト・ニュース」0600JSTのヘッドラインはなし。
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2021年4月15日 (No.21015)

■ バイデン大統領、「9月11日までにアフガン駐留米軍を完全撤退させる」と発表。NATOも同様の方向性を発表。アフガン大統領は撤退の決定に理解を示す。タリバンはドーハ合意を順守しない者に警告を発する ■ アルビール空港を狙った攻撃発生。イラクのクルド地方内務省は「爆発物を搭載した無人機が有志連合軍の拠点を標的とした」と述べる ■ 欧米がイランのウラン濃縮活動の加速を懸念。IAEAは同活動を確認し、サウジは「合意に至るよう」呼びかける。イラン最高指導者は「消耗戦的な交渉」を警告
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2021年4月14日 (No.21014)

■湾岸でイスラエル船が攻撃される。イランは「60%のウラン濃縮開始」を発表し、米はこれを注視。ロウハニ大統領、カタール首長に「域内でのイスラエルの軍事プレゼンスは、問題解決にならない」と述べる ■イスラエル・イラン間の応酬がエスカレート。公然、水面下の「戦争」をめぐり、いくつもの問いが浮上 ■アフガニスタン和平プロセスの行方、見通せず。米大統領は9月11日までに駐留部隊を撤収する方針。タリバンは「米軍の完全撤退まで、一切の会議に参加しない」と強調
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2021年4月13日 (No.21013)

■ イラン、「イスラエルがナタンズ核施設攻撃を首謀」と非難。イスラエルは、同攻撃へのモサドの関与に関する情報流出について調査。欧米当局者は「ウラン濃縮の主要機器が標的」と語る ■ 米、ナタンズ核施設攻撃での米の役割を一切否定。露は、「同攻撃がウィーン協議に影響することはない」と確認。EUは「核をめぐる争いの唯一の解決策は交渉であり、攻撃ではない」と強調 ■ エジプト大統領、ルネッサンス・ダム問題でエチオピアに圧力をかけるよう露に要請。エチオピアは「エジプトが交渉におけるエチオピアの寛大さに対し頑固な姿勢を取っている」と非難 ■ 露・ウクライナ間の緊張が高まり続ける中で、米とNATOは、露に軍の集結を止めるよう求める。露は、米の警告を拒否
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2021年4月12日 (No.21012)

■ イラン、「ナタンツの核施設がテロ攻撃を受けた」と発表。イスラエルメディアは、攻撃の裏にモサドがいた可能性を報道。ネタニヤフ首相は「イランとの戦いは壮大な任務だ」と発言 ■ 米国防長官、テルアビブを訪問して「米はイスラエルの軍事的優位性保持と同国への保護の義務を果たす」と確認。イスラエル国防相は、イランを「世界的な戦略上の脅威」と評す ■ルネッサンスダムをめぐる交渉のエジプト代表団メンバー、「ダムの2度目の貯水に関するデータ共有へのエチオピアの提案は、拘束力のある合意がなければ受け入れられない」とアルジャジーラに告げる。スーダンは、「エチオピアとの戦争は望まないが、これを余儀なくされたらスーダンが勝つ」と表明 ■露、ウクライナが南東部での状況打開に向けて武力を行使する可能性への懸念を表す。米は露のウクライナに対する攻撃を警戒
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2021年4月11日 (No.21011)

■ イラン、ウラン濃縮を加速する高度な遠心分離機を稼働。米は、全制裁の解除にこだわるイランの姿勢を批判 ■ エチオピア、ルネッサンス・ダムの第2段階の貯水に関するデータの共有を提案。スーダンとエジプトは、「この提案への合意は貯水を認めることに等しい」として拒否 ■ 露、大西洋に軍艦を派遣。ウクライナ大統領はトルコを訪問し、「露の脅威に立ち向かう」と強調。トルコ大統領は、緊張の抑制を呼びかけ